コーヒーにはポリフェノールの一種である抗酸化物質のクロロゲン酸が豊富に含まれています。クロロゲン酸には、血糖値の抑制をするほか、活性酸素を消去することでコレステロールを抑制し、胃液の分泌を促す効果などがあります。

一方、肝臓がんや子宮体がんは糖尿病を発症するとかかりやすくなるがんであることが判明しています。コーヒーに含まれているクロロゲン酸を継続的に摂取することで、糖尿病のリスクが下がり、がんにも予防的に働いているのではないかと考えられます。

コーヒーは糖尿病予防効果と抗酸化作用の両面から、がんを抑制する働きをしていると、現段階では推測されます。

 

ポリフェノール

コーヒーにはクロロゲン酸などのポリフェノールも豊富に含まれ、コーヒーの個性である苦味や香りのもととなっています。ポリフェノールは、植物の多くに含まれ、強力な抗酸化作用を持っています。特定の物質の名称ではなく、複数の水酸基(OH基)という化学構造を持つ化合物の総称で、8000種類以上もあるといわれています。

コーヒーを飲むと、ポリフェノールの強力な抗酸化作用により、がんや糖尿病、動脈硬化などの予防、紫外線によるシミ予防効果などに有効であるという研究成果が相次いで報告されています。

コーヒーに含まれているクロロゲン酸などのポリフェノールは、カフェイン含有量よりも多く、カップ1杯(200ml)に約200mgも含まれています。この量は、赤ワインとほぼ同じ、緑茶の約2倍です。

 

コーヒーを飲むときに注意すること

コーヒーに含まれているカフェインには、メリットとデメリットの両方がありますが、飲むうえで、特に注意が必要なのは、妊婦や授乳中の女性などです。

妊婦では、出生児の低体重や、自然流産のリスクなどがある理由から、欧州食品安全機関(EFSA)では、目安となる最大摂取量(1日あたり200mg)以下と設定しています。授乳中の女性も同様です。妊婦や授乳中の女性は、カフェインの入っていないデカフェを利用するなど、うまくカフェイン摂取量をコントロールすることをおすすめします。


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