梅雨に入ったはずなのに、雨は降らないしかも乾燥注意報が出る空梅雨(沖縄は記録的な大雨だそうです。)という冷たいアイスコーヒーが飲みたいこれからですが、

よく「アイス専用豆」「アイスコーヒー用」と書いてあるものを目にします。

 

ではホットとアイスの豆の違いはどこに?
そもそも、ホットとアイス、2つの豆の違いはどこにあるのでしょうか?
品種や銘柄にもよりますが、大きく分けるとその答えは「焙煎時間」と「挽き方」にあります。

 

8段階の焙煎と5段階の粒度
風味を決める重要な要素の1つである焙煎。

浅煎りや深煎りといった言葉をよく耳にしますが、一般的には次の8段階に分けられています。
ライト・ロースト  2.シナモン・ロースト  3.ミディアム・ロースト
ハイ・ロースト   5.シティ・ロースト   6.フルシティ・ロースト
フレンチ・ロースト 8.イタリアン・ロースト
焙煎時間は短いほど豆色は明るく酸味は強めで、逆に長いと豆色は濃く苦味も強くなります。

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次に、同じく風味を大きく左右する挽き具合ですが、こちらは「粒(りゅう)度」と呼ばれ、次のような5段階に分けられています。
極細挽き 2.細挽き 3.中細挽き 4.中挽き 5.粗挽き
粒度が粗いと酸味が出て、逆に細かくなるほど抽出効果が良くなることで苦味が強く出てきます。カフェのアイスコーヒーや、店頭で売られているアイス用の豆は、氷で薄まることを前提に「深煎りの豆を細挽き」にされていたのですね!
このように「アイス専用豆」として販売されているものでも、“アイス専用品種”という意味ではないことが分かりました。

それなら店頭からアイス専用豆が消えても「飲みたい!」と思った時にいつものコーヒーを濃いめに淹れるだけで、おいしいアイスコーヒーを手軽に楽しむことができます。

MarronsCoffeeは、炭火自家焙煎珈琲で基本深入りの酸味が少ないコーヒーなので、

ホットコーヒーを作った時より、少し豆を増やして濃いめなコーヒーを作って

冷蔵庫で冷やすだけで美味しいアイスコーヒーになります。

 

氷を直接入れて飲む国は少ない?
実は、アイスコーヒーは日本を発祥とする説があり、その根拠の1つが日本の優良な水質環境ではないかと言われています。

私たちが慣れ親しんでいる氷を直接入れて飲む方法は、海外では衛生上の問題で使用できないとされることが多く、異国の方たちの目にはめずらしく映るようです。

水質環境に恵まれている日本では当たり前となっている飲み方が、世界ではめずらしい飲み方だとは、アイスコーヒーが市民権を得ている日本からすると不思議な気がしますね。


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