動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病は、体内で起こる「炎症」が引き金となりますが、その炎症をコーヒーに抑制する効果があるそうです。

東京農工大学大学院 農学研究院 食品化学研究室の好田正准教授の研究で、こうした生活習慣病の発症を抑える、あるいは発症時期を遅らせる可能性があるという研究が発表されました。

放っておけない、体内の「慢性炎症」。

炎症は免疫系が働いている証拠で、人間にとって大事な現象なのですが、人間にとって問題なのが「慢性炎症」だそうです。

『弱い炎症だったら放っておけばいい』と思うかもしれませんが、ここ10~20年ほどの間に『放っておいてはいけない』ことがわかってきました。

弱い炎症がずっと続くことで、周辺の細胞や組織が徐々にダメージを受け、その結果として糖尿病や動脈硬化といった生活習慣病が将来起きてしまう危険が高まるそうです。

それを予防してくれるのが、『Treg細胞』です。

Treg細胞は免疫系の過剰な反応を抑えたり、免疫系のバランスを整えて恒常性を保つために重要な役割を担う細胞で、乳酸菌がこの細胞を増やす効果があり、最近良くアレルギーや花粉症に効くと聞くことが多くなりました。

で、コーヒーですが、研究の結果、コーヒーにもTreg細胞を増やす効果が確認されました。

しかも、ヨーグルト等の乳酸菌と一緒に取ると、さらに相乗効果があることも確認されました。

ちなみに、コーヒーの豆の種類でも効果に違いがあるようで、「コロンビア」が一番良かったそうです。

ただし、薬ではないので、毎日の食生活にコーヒーやヨーグルトを取り入れ継続する事が大切です。

 


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