1200年代に発見されたコーヒーですが、僧侶など一部の人の間で薬として飲まれていましたが、まだまだ普及はしていませんでした。

イエメンの首都アデンに住むイスラム教師、シーク・ゲマレディンが、1454年にエチオピアに旅行した際、コーヒーの効能を詳しく知りました。

アデンに帰国後、健康を害したゲマレディンは、エチオピアでのコーヒーのことを思い出し、効き目があるかもしれないと考えました。

そこで、現地からコーヒーを取り寄せ飲んでみたところ、病気が治ったばかりか、眠気を追い払う効果があることにも気づきました。

その後彼は、托鉢修道僧にコーヒーを飲むことを勧めたのです。
アデンでもこれ以前からコーヒーの飲用は知られてはいたようですが、ゲマレディンが効能を宣伝したことが、コーヒー流行のきっかけになりました。

フランスの国立図書館蔵のアラビア語文献には法律家や学生ばかりか、夜歩く旅人、芸術家など夜働く人々の間で、世界最初のコーヒーブームが起こったということです。


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