マロンズコーヒーブログ

「二日酔いによる頭痛を和らげたいなら、コーヒーを1杯、飲みましょう。」新東京病院の顧問である清瀬闊医師は、このように報告しています。

二日酔いのときに起る頭痛はアセトアルデヒドと呼ばれる物質が主な原因です。この物質をからだの外に追い出し、脳の血液の循環をよくすれば、やがてつらい頭痛は解消されます。その際、有効なのがコーヒーに含まれるカフェインです。

飲み過ぎた翌朝、頭がズキズキと痛んだら、まずは1杯のコーヒーを試してみてはいかがでしょう。

 

コーヒーは肝機能を良好に保ってくれるという、うれしい研究結果が出ています。 お酒好きな方は、コーヒーも飲むと良いようです。

九州大学大学院医学研究院予防医学分野の古野純典教授らの研究より

ビールを毎日1本ほど飲む人について、コーヒーを毎日3~4杯飲む人とほとんど飲まない人を比較したところ、コーヒーを飲む人のほうが、γ-GTPが平均で10以上も低いことが分かりました。

ちなみにγ-GTPの値が低いほど、肝機能は良好といえます。

 

参考:全日本コーヒー協会

 

不規則な食生活や運動不足が続くと、生活習慣病、中でも糖尿病が心配です。
生活習慣に起因する糖尿病は「2型糖尿病」といわれるものですが、近年、この2型糖尿病の予防に効果的としてコーヒーが注目を集め、世界各国から相次いで「コーヒーに2型糖尿病を予防する効果あり」という報告がされています。

世界に先駆けて大規模な調査結果を発表したのは、オランダのDr. vanDamらです。

1万7,111人の男女を対象とした調査を平均で約7年間にわたり追跡した結果、「1日に7杯以上コーヒーを摂取する人では、1日2杯以下の人に比べ2型糖尿病の危険度が2分の1になる」という報告が出されました。

またフィンランド国立公衆衛生研究所が行った大規模な調査では、

  1. 1日3~4杯のコーヒーを飲んだ場合、飲まない人に比べ女性で29%、男性で27%糖尿病にかかる率が減少
  2. 1日10杯以上飲んだ場合は、女性で79%、男性で55%の減少

という結果が出ています。

これらのほかにも、アメリカやスウェーデン、日本などの各国で、コーヒーの2型糖尿病予防効果について「効果あり」という研究報告がされています。
糖尿病は、糖分をエネルギーに変えるためのホルモンであるインスリンの分泌や働きが悪くなる病気です。

コーヒーが糖尿病予防に効果がある理由として、コーヒーに含まれているクロロゲン酸が血糖値の抑制に関わっている可能性が指摘されています。

適度な運動やウエイトコントロールとともに、コーヒータイムを糖尿病予防に役立ててみてはいかがでしょうか?

 

参考:全日本コーヒー協会

コーヒーの成分で代表的なカフェインは、国際疾病分類で中毒物に指定されていません。

またカフェインに関する研究でも、依存性や濫用性は認められていません。

※国際疾病分類とは、世界保健機関(WHO)が決めている疾病等の分類です。
「中毒」と言うと病気みたいですが、「習慣性」という表現の方が正しいように思います。

コーヒーを飲み続けても、カフェインを長期間にわたって増量する(中毒性物質に特有の性質)ことはなく、適度な摂取を保ったり、調節することができます。

ごく一部の人に、急にコーヒーを止めると軽い頭痛のような弱い離脱症状を経験する人がいますが、このような症状は長引くことはなく数日で消えます。

安心して飲んで下さい。

 

1997年に世界がん研究基金が発表した、食事とがんの総括的なレビューでは「大多数の研究結果は、コーヒーおよびお茶の通常範囲の摂取では、いかなる部位でもがんとの有意な関連はないことを示唆している」と述べられています。

 

人間の体を構成する細胞には脂質(脂肪)が多く含まれ、これが酸素と結びつき酸化してしまいます。人間の体のサビ付きといわれる現象です。
脂質が酸化してできた「過酸化脂質」は、フリーラジカルという物質を発生し、これがDNAに影響を与え、突然変異のきっかけを作って、老化やがんの原因になると考えられています。コーヒーには強い抗酸化作用を持つ「クロロゲン酸」等のポリフェノールが含まれており、脂質の酸化を抑える働きがあることが分かってきました。

 

和歌山県立医科大学化学教室(当時)の岩橋秀夫教授らの研究より

実験により、コーヒーに含まれるクロロゲン酸がフリーラジカルの生成を阻害するという仕組みを明らかになりました。酸化の予防とフリーラジカルの生成の阻害という二重の防御壁で、コーヒーはがんを防ぐ可能性があります。

岐阜大学大学院医学研究科腫瘍病理学講座の森秀樹教授らの研究より

ハムスターに発がん物質だけを与えた場合と、発がん物質とクロロゲン酸をいっしょに与えた場合について、大腸がんの発生率を調査。発がん物質のみはその40%に大腸がんが発生したのに対し、クロロゲン酸をいっしょに与えたハムスターにはがんの発生が見られませんでした。なんと0%です。 肝臓がんの原因になる別の発がん物質と人間が飲むよりも薄めのコーヒーをラットに与えた実験も行われましたが、この場合も、78%のがん発生率を22%まで抑える結果が得られています。

国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部の津金昌一郎室長らの研究より

約10年間にわたる40~60歳代の男女約9万人の追跡調査によると、コーヒーを毎日飲むグループの肺がんにかかるリスクは、ほとんど飲まないグループの約半分に抑えられることがわかりました。さらに1日5杯以上飲むグループのリスクは、ほとんど飲まないグループの約4分の1であるという結果を得ています。

愛知がんセンター研究所疫学・予防部の田島和雄部長らの研究より

1988年から、病院を訪れたすべての患者さんを対象に行なった調査では、コーヒーを1日に3杯以上飲むグループは直腸がんの発生率が半減するという結果が得られました。また上部消化器のがんに関してコーヒーの予防効果が高いこともわかっています。がんにかかる確率を1とすると、男性では食道がんのリスクが0.65に、女性では胃がんのリスクが0.72に下がります。

東京農工大学大学院共生化学技術研究部生命農学部門の矢ケ崎一三教授らの研究より

がんは「増殖→浸潤→転移」という段階を経て進行していきます。これをうけ、コーヒーの成分であるクロロゲン酸が肝がん細胞の浸潤を抑制することをラット由来の培養細胞の実験によって確かめています。

 

この様に、沢山の研究機関より予防効果があるとの研究発表が出ています。

安心して、美味しいコーヒー飲みませんか?

 

参考:全日本コーヒー協会

コーヒーの過度な飲用と、心臓病の発症に関連はないと考えられています。
心筋梗塞や重篤な不整脈の既往症を持つ人を対象とした調査でも、カフェインはいかなる心筋の不規則性も起こさないと報告されています。

一部にカフェインに過敏な人もいますが、カフェインは心筋症状を悪化させるということはありませんから、コーヒーが心臓に悪いというわけではないのです。

逆に、最近の研究でコーヒーが体に良い影響を与える研究発表が沢山出てますね!

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