この季節、花粉症でしんどい思いをされている方、やっと落ち着いたとホッとされてる方いらっしゃいませんか?

しかし、コーヒーを毎日欠かさず飲むことで、花粉症をはじめとするアレルギー性疾患を緩和できるかもしれないですよ!

花粉症が起こるメカニズムは簡単にいうと吸い込んだ花粉を体内の細胞が「異物」と認識して、それを排除するためにできたlgE抗体が色々な化学伝達物質(ヒスタミンやロイコトリエン等)を放出し、これらの物質が血管や末梢神経を刺激して、くしゃみや目・鼻のかゆみなどの症状を引き起こします。

ところが、岡山大学大学の杉本准教授が、コーヒーを毎日飲むことで花粉症をはじめとするアレルギー性疾患を緩和する効果があるかもしれない論文を発表しています。

杉本さんが今回取り組んだ「コーヒー成分の抗アレルギー作用に関する基礎的研究」は、コーヒーが含むポリフェノールの一種「クロロゲン酸」に着目したもので、マウスを用いて実験しました。
「コーヒーは、疫学的研究によってさまざまな健康効果があるといわれています。

しかし、コーヒー成分がもつ抗アレルギー作用についてはまだあまり調べられていません。

そこでコーヒーに含まれているクロロゲン酸を調べてみようと思ったのです」

実験は、アレルギー性鼻炎モデルアレルギー性皮膚疾患モデルのマウスを作り、そのマウスに、14日間、または28日間にわたり、クロロゲン酸水溶液を自由に摂取させることで、アレルギー症状が軽減されるかどうかを見ました。

 

結果

■鼻炎症状は抑える、という好結果。

最低でも2週間はクロロゲン酸含有水を与えつづければ、くしゃみも鼻掻きもその回数が抑えられるという結果が得られました。

■皮膚炎のかゆみは、ある程度抑えた。

「クロロゲン酸含有水を与えなかった群は、1時間で100回もの引っ掻き行動をとりました。

クロロゲン酸含有水を与えたマウスの方は毎時80回程度です。

つまり有意差こそ出なかったものの、25~30%ほど回数が少なくなったのです。

実は、アレルギー反応を起こしていない正常なマウスでも毎時40~50回程度は引っ掻きます。

つまり、ある程度の抑制傾向は期待できるという結果です」

ちなみに杉本さんの計算によると、クロロゲン酸含有水の濃度を人間が飲むコーヒーに置き換えた場合、濃度0.03%は1日1~2杯分、同0.1%がコーヒー3~5杯分、同0.3%がコーヒー10~20杯分にそれぞれ相当するそうです。

さすがに、コーヒーを毎日10杯~20杯飲み続けるのは現実的でないですが、

3杯程度を目安に、継続的に飲むことで、アレルギー症状の緩和が期待出来そうですね。

クスリではなく、美味しいコーヒーでそうなれば、『サイコーでーす。!!』

 


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