「1日2杯以上」のコーヒーで、
シミの抑制効果が認められました。
神戸大学名誉教授の市橋正光先生たちのグループが研究でコーヒーがシミを予防するメカニズムは解明されました。
それによると、コーヒーに含まれるクロロゲン酸というポリフェノール(抗酸化物質)の働きによって、シミの原因となる色素成分のメラニン生成が約3割も抑えられることがわかりました。この研究は現在も継続中で、今後は「コーヒーによるシワの予防効果」などの解明も期待されています。
近年、美容の世界で「インフラメイジング」という言葉が使われるようになりました。これは「炎症(インフラメーション)」と「老化(エイジング)」をつなげた造語ですが、老化のベースには何らかの炎症がある–––という考え方で、皮膚の老化もまさに炎症によるものなのだそうです。
この炎症こそ、“酸化”なんですね。
そう考えると、コーヒーのクロロゲン酸が持つ抗酸化作用がシミ対策としてとても重要です。
ただし、コーヒーだけで1000mgのポリフェノール摂取(1杯で200mg)を賄うのは大変という人は、それ以外の野菜や果物も併せて総合的に摂れば良いと思います。