日差しの強い季節がやってきてますね!
女性やお肌を気にされる方には大変な季節ですね!
その悪の根源とされているのが、『紫外線』です。
この紫外線は悪役のように扱われていますが、一方では生きものにとってなくてはならないもので、紫外線には体内でビタミンDをつくるのを助ける役目があります。
また、強い紫外線には病原菌を殺す力もあるので、洗濯物やふとんを日に干すのが「昔からの生活の知恵」として受け継がれているのは周知の事実ですね。
紫外線は波長の長短によってUV-A、UV-B、UV-Cの3種類に分類されるが、UV-Cはオゾン層で吸収されるので、人に影響するのは「UV-A」「UV-B」の2つです。
UV-Bは、そのほとんどは大気層に吸収されるが、一部が地表に到達して皮膚や目に害を与え、日焼けを起こしたり皮膚がんの原因となります。
一方、UV-Aは、その多くが吸収されることなく地表に届くため、長時間浴びた場合には健康への影響があるといわれています。
ですので、何らかの対策をする必要があり、日中の外出を控えるとか日傘や帽子の利用、長袖など体を覆う部分の多い衣服を着ること、日焼け止めをうまく用いることなどが重要となります。
ちなみに、日焼け止めの表示の意味は、UV-Bを防ぐ『SPF』、UV-Aを防ぐ『PA』で表示されています。
本題に戻って、今回鈴鹿医療科学大学 薬学部 研究員の山手百合香さんのマウス実験によって、コーヒーを飲むことで紫外線による皮膚の炎症や色素の沈着が抑えられる可能性があることを確かめられたそうです。
コーヒーの成分に多く含まれるポリフェノールのうち、カフェ酸(caffeicacid)とクロロゲン酸に絞り、UV-Bに関するマウス実験を行なった。
紫外線を照射したあとの皮膚の炎症や色素沈着に関して、コーヒーの成分にどのような効果があるのか実験した結果、カフェ酸、クロロゲン酸ともに皮膚の炎症を抑えた。
特にカフェ酸においてUV-B照射後の皮膚の炎症を抑制する作用と色素沈着抑制作用が認められるという結果となりました。
詳しくは全日本コーヒー協会の記事を参照下さい。