東京慈恵会医科大学の鈴木政登教授がコーヒーに含まれるカフェインに注目し、コーヒーと運動の研究において以下のような実験を行いました。

被験者を白湯とコーヒーの2つのグループに分け、白湯又はコーヒーを1人250ml飲用し、60分間安静にした後、30分間「トレッドミル」というランニングマシンで有酸素運動を行い、エネルギー消費量、血液中の遊離脂肪酸濃度、などを測定するという内容です。

(※コーヒーを飲用したグループは、インスタントコーヒーを使って体重1kgあたり4mgのカフェインが含まれるように、被験者ごとに量を調整して実験を行いました。)

その結果、コーヒーを飲んだグループは、白湯を飲んだグループに比べてエネルギー消費量が多くなることが分かりました。更に、コーヒーを飲んだグループは、運動の30分後、60分後、90分後もエネルギー消費量が高いまま維持されることが分かりました。

カフェインが中性脂肪の分解を促進
食後に運動を行った場合、エネルギー源として血糖(糖質)が使われます。コーヒーを飲んで60分経つとカフェインの効果により、血液中の遊離脂肪酸が増えます。そのタイミングで運動をすると、エネルギー源として血糖ではなく遊離脂肪酸が使われることになり、中性脂肪の分解が促進されます。
そのため、運動の60分前にコーヒー(カフェイン)を飲むと効果的です。

 


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