動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病は、体内で起こる「炎症」が引き金となるが、毎日コーヒーを飲むことによって、炎症を抑える可能性があるそうです。

東京農工大学大学院 農学研究院 食品化学研究室の好田正准教授は、コーヒーを飲むことで動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の発症を抑える、あるいは発症時期を遅らせる可能性があるという研究が発表されました。

好田准教授は学生時代から一貫して「食べものは、免疫系にどういう影響を与えるのか」を研究してきました。今回のコーヒーの研究もその一環で、『食品アレルギーはどうして起こるのか』が大問題です。しかし、私はアレルギーを起こす物質や仕組みだけでなく、アレルギー症状を緩和したり、抑制することができる食べものの研究も続けています」との事。

今回の研究にかかわるテーマは、人の体の内部で起きる「炎症」です。

「風邪をひいたら熱が出ますし、手に小さな切り傷ができたらその周辺が赤く腫れますね。これらは免疫系が『治そう』と作用してできる炎症です」

炎症は免疫系が働いている証拠で、人間にとって大事な現象であるが問題は、「自覚症状もない弱い炎症が長く続く「慢性炎症」がいろいろな病気の『引き金』になることがわかってきたそです。

その炎症の緩和や抑制には、「制御性T細胞」(Treg細胞)を増やす必要があるそうです。

Treg細胞は免疫系の過剰な反応を抑えたり、免疫系のバランスを整えて恒常性を保つために重要な役割を担います。

コーヒーを飲むことで、Treg細胞が増加する。

コーヒーは、Treg細胞を増やすことで炎症を抑え、アレルギーや生活習慣病などの予防や緩和に効果を発揮する可能性が示唆された。また、この活性は同様にTreg細胞を増やす効果のある乳酸菌との相乗効果が期待できるそうです。

明日から、僕もヨーグルトを食べてとコーヒー飲みまーす!!

 

 

記事:(C)一般社団法人全日本コーヒー協会

 

 

 


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