米カリフォルニア州上位裁判所の判事は、州内で販売されるコーヒー商品に発がんリスクを警告するラベルを貼るべきとする判断を下しました。

これは、コーヒーを焙煎する時に、アミノ酸の一種であるブドウ糖とアスパラギンが高温で反応(焙煎時など)することで、発がん物質の『アクリルアミド』が生成されるので、発がん性があるとラベルに表示する必要があるとの判断のようです。

そのニュースに対応して、全日本コーヒー協会が、レギューラーコーヒー、インスタントコーヒーを複数調査しています。

詳しくは、全日本コーヒー協会の記事(http://coffee.ajca.or.jp/news/acrylamide)をご覧ください。

要約すると、コーヒーは2016 年6月に国際がん研究機関(IARC)で、コーヒーは「ヒトに対する発がん性について分類できない」と発表するほ か、肝臓や子宮内膜のがんについて発がんリスクを低下させるとしています。
アクリルアミドは、家庭内調理においても生ずる もので、焼く、煎る、揚げるなどの加熱調理・加工するものには避けられないものであり、野菜炒めやフライドポテト、ほうじ茶葉や麦茶などからも検出されます。

国際がん研究機関(IARC)は、動物実験の結果から、アクリルアミドを「ヒトにおそらく発がん性がある物質」と分類していますが、ヒトにおける発がん については、現時点では確認されていません。
複数のレギュラーコーヒーやインスタントコーヒーのアクリルアミドを測定した結果、浅煎りのコーヒーの方がアクリルアミドが多かったが、、バランスの良い食生活を心 がければアクリルアミドを過度に恐れることはありません。

国立がん研は、2015 年 5 月に疫学研究の成果報告として「コーヒーを1日 3~4杯飲む人の死亡リスクは、全く飲まない人に比べ24%低いことがわ かりました。」と報告しています。

 

発がん物質が少し含まれているが、がんを抑えるポリフェノール等の抗酸化物質が多く、がんの抑制効果が認められるコーヒーですが、カリフォルニア州上位裁判所の判事は、『アクリルアミド』のみを見て発がん表示を言い渡してますが、一歩引いてコーヒー全体の効果を見れは、良い効果が大きいと思うのですが、皆さんはどう思いますか?


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