カフェイン

コーヒーの代表的な成分

カフェインはコーヒーに含まれる最も特徴的な成分で、コーヒーのほか、日本茶や紅茶などに多く含まれているほか、エナジー飲料や炭酸飲料にも含まれています。

グラフ1

コーヒーは当初から薬効があるとして注目されており現在までに様々な研究が行われてきました。
代表的な薬効は、眠気冷ましなどの興奮作用や尿の排出を促す利尿作用などが知られているほか、最近では「自律神経の働きを高める」「集中力を高める」「運動能力を向上させる」という研究結果が明らかになるなど、その効能は多岐に渡るとして、大きな期待が寄せられています。

カフェインの含有量

コーヒーに含まれるカフェイン含有量は、コーヒーの木の種類によって差があります。最も多く含まれるのは、コーヒー3大原種の1つ「ロブスタ種」と言われており、その量は、同じくコーヒー3大原種の1つであるアラビカ種の約2倍にも達するとされています。

なお、カフェインは生豆を焙煎することで増加しますが、焙煎度の違いによるカフェイン量はほとんど差は見られません。(※1)

研究事例:コーヒーとダイエット

カフェインの健康効果は、様々な実験によって検証されています。(※2)

京都府立医科大学内分泌・糖尿病・代謝内科の吉田俊秀病院教授(現:医療法人親友会 島原病院肥満・糖尿病センター センター長)らのグループでは、マウスの実験でカフェインによる体重減少の効果を確認しています。
マウスを、コーヒーを与えたグループと与えないグループに分けて比較をしたところ、コーヒーを与えたグループの体重が減少したほか、カフェイン入りとカフェインレスのコーヒーを交互に飲むことでダイエット効果を高めることも確認できました。これは、カフェイン入りのコーヒーを続けて飲むと、カフェインに対して耐性ができてしまい、効果が薄れることが理由であると考えられています。

日々の生活に上手に取り入れよう

カフェインには様々な健康効果があるとされています。すっきりと目覚めたいとき、集中して物事に取り組みたいとき、ダイエットをしたいとき等…カフェインを上手に利用することは、私たちの生活を豊かにすることにつながるのかもしれませんね。

カフェインの摂取量について

海外の情報によると、現在、食品中のカフェインについては一日摂取許容量(ADI)のような健康への悪影響がないと推定される摂取量は設定されていません。
ヒトに対する影響について詳しくは食品安全委員会 ファクトシートをご覧ください。
参考文献
※1:編著:野田光彦 コーヒーの医学
※2:社団法人全日本コーヒー協会 「コーヒーとからだのおいしい話」

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