初心者のための、コーヒー豆基礎知識① 焙煎(ロースト)について

コーヒー豆の基本的な知識について説明します。

 コーヒーの味を決めるものはなんだろう。淹れ方だろうか。器具だろうか。それもあるだろう。
しかしながら、一番大事なのは間違いなく「豆」だ。
特に、サードウェーブブームでシングルオリジン(ブレンドしていない)のコーヒーが注目を浴びている今、コーヒー豆のことはある程度知っておきたい。

焙煎(ロースト)の種類

焙煎(ロースト)の種類|「初心者のための、コーヒー豆基礎知識① 焙煎(ロースト)について」の1枚目の画像

コーヒー豆は生だと白い。

それが焙煎(ロースト)されて、よく知ったあの色になる。
焙煎には度合いがあって、大きく
・浅煎り
・中煎り
・深煎り
の三つに分けられる。
さらにそれを細かくした8つの段階で表すのが一般的だ。

浅煎り

浅煎りは、ライト・シナモンの二種類。
黒というより褐色・シナモン色のコーヒーだ。
コクや苦みはほとんど出ないが、酸味がかなり強い。
ライトよりシナモンのほうが焙煎が進んでいて、コクや苦みが少し強くなる。

 

中煎り

焙煎(ロースト)の種類|「初心者のための、コーヒー豆基礎知識① 焙煎(ロースト)について」の6枚目の画像

中煎りは、浅い順にミディアム、ハイ、シティの3つ。エチオピアやグアテマラ、コスタリカなんかに合う。

・ミディアム
栗色で、酸味がかなり強い。

シングルオリジンで、特徴がストレートに出やすいロースト。

※シングルオリジン・・・ブレンドしていない単一品種という意味、いわゆるストレートコーヒー
・ハイ
色は少し濃い茶色。ミディアムよりは弱いが、酸味は強め。おそらく日本で一番多く飲まれているローストだ。
・シティ
中深煎りと呼ばれるもので、色は黒に近い茶色。酸味はかなり薄まり、苦味もそこまで強くはない。
個人的には、一番万人受けするのがこのローストなのかな、と思う。

深煎り

深煎りは、フルシティ、フレンチ、イタリアンの3つ。全体的に苦味、コクが強く、酸味は弱くなる。ケニア・ブラジル・インドネシアなど。

・フルシティ
アイスコーヒーに一番オススメなのがこのロースト。わずかに酸味が残り、味が強い。
・フレンチ
苦味がかなり強く、ミルクと合わせて飲んだり、カフェラテやカフェモカ等のコーヒーアレンジに向いている。エスプレッソにも。
・イタリアン
もっとも焙煎が進んだ状態。黒く、表面は脂分が浮き出ている。苦く、香ばしい。名前の通りエスプレッソや、コーヒーアレンジに。

焙煎(ロースト)の種類|「初心者のための、コーヒー豆基礎知識① 焙煎(ロースト)について」の10枚目の画像基本的に、日本のいわゆる純喫茶で昔から出ているコーヒーはハイ~フルシティ。
最近流行のサードウェーブ系コーヒースタンドだと、ミディアム~ハイが多いように感じる。
コーヒーの焙煎度合いは、味の一番の決め手となるので、チェックしておいてほしい。

今回は基礎的なローストの知識について書いたが、これくらい知っていれば、コーヒーロースターで混乱してしまうことは避けられるはずだ。


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