ワインだけでなくコーヒーに含まれるポリフェノールが持つ抗酸化作用が動脈硬化などの予防に効果があると言われています。

しかも、コーヒーのポリフェノールには、動脈硬化につながる血管壁に蓄積されたコレステロールを減らす機能を強化する働きがあるとのことです。

防衛医科大学校の理学博士近藤助教の研究で、ポリフェノールが動脈硬化の予防に効くのは、ポリフェノールにはLDL(悪玉コレステロール)を酸化させる活性酸素を消去する働きがあることが判ってきました。

なぜLDLが悪玉コレステロールといわれているのは、酸化したLDLを単球から分化したマクロファージが食べて『泡沫化マクロファージ』変化します。

それが動脈血管内に蓄積・肥厚し、動脈硬化巣となるからなのです。

では、善玉コレステロールと呼ばれるHDLの役割とは何なのか。
HD(善玉コレステロール)は、血管壁内の泡沫化マクロファージからコレステロールを引き抜いて、肝臓に戻す働きをするのです。

HDLには抗酸化作用や抗炎症作用などいくつかの役割があるが、近藤助教はコレステロールの引き抜き・逆転送作用に着目して研究をしました。

結果、コーヒーポリフェノールを多く摂取することにより、HDL(善玉コレステロール)の泡沫化マクロファージからコレステロールを引き抜く機能が強化されることが確認されました。

 

コーヒーポリフェノールは、善玉コレステロールの機能を活性化するとともに、悪玉コレステロールの酸化防止にも役に立っていて、動脈硬化の気になる方にはお勧めですよ!


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