昨日、知り合いが動脈硬化に伴い、頚椎の動脈が狭くなっているという話を聞きました。
そこで、ちょっと調べてみると、確かに動脈が狭くなって血流が悪くなるのも問題ですが、もっと怖いリスクがあるみたいです。
まずその前に動脈硬化とは?
一般的には、食の欧米化などでコレステロールの高い食事の摂取が増え、俗にいうドロドロ血の状態になります。
そのドロドロ血に含まれるコレステロールが血管の内壁に溜まっていき、血管が硬くなったり、詰まって来たりするのが、動脈硬化症です。
この動脈硬化ですが、いがいにも10代から始まっているそうで、長い年月の間に血管に溜まって、早い人で30代後半頃から症状が出始まるそうです。
で、この動脈硬化の怖いところは、血管の内壁に溜まったコレステロールの塊が、何かの拍子で剥がれて、血管の中を流れ、どこかの血管に詰まってしまう。
その場所が、心臓なら心筋梗塞、頭なら脳梗塞となります。
しかも、動脈硬化自体が自覚症状がないので、心筋梗塞等になって、病院で検査して発覚することが多いようです。

コーヒーを飲むことで動脈硬化に与えてしまう影響についてとなりますが、ご存じの通りコーヒーにはカフェインが含まれていますので、1杯飲むことによって10mmhg程度といった収縮期血圧が上昇してしまうことがわかっています。
このような状態というのは、通常1時間程度継続することになりますが、コーヒーを飲み慣れてくることで血圧の変化は小さくなります。
それでも毎日何杯ものコーヒーを飲み続けてしまうと軽度ですが血圧上昇が確認されています。
また循環器疾患との関係についてですが、行われる研究によって結果が異なっていることから確実性のある答えは出ていません。
現段階で唯一判明しているのは、コーヒーを多く飲んでいる方に脳梗塞が少ないことです。

■ポリフェノールの効果が動脈硬化を予防

そもそもコーヒーには様々な成分が含まれています。
その成分の中でもポリフェノールの効果が動脈硬化を予防すると言われています。

しかしその一方で、コレステロールを軽度上昇することがわかっていますが、それと同時に悪玉コレステロールの酸化を抑制することもわかっています。

またお茶についてもコーヒーと同じで、飲むことによって一時的ですが血圧を上昇させる作用があります。
もちろんこの上昇というのは長く続くものではありませんので、お茶を飲んで高血圧で悩まされることはありませんのでご安心ください。

しかしながらお茶を毎日飲んでいる人というのは、糖尿病になりにくく、動脈硬化の程度が軽くなると報告されています。
これもコーヒーと同様であり、ポリフェノールの作用によって動脈硬化を抑制する働きがあるからとされています。

このようにコーヒーやお茶が少なからず動脈硬化予防に効果があることがわかります。

ただし確実に予防出来るものではなく、あくまでも「可能性を若干下げる」程度に思った方が良いでしょう。
知り合いにも、病院での治療をしながら、動脈硬化対策の一つとして進めようと思います。


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