タバコとコーヒーとアディポネクチン

タバコを吸う→コーヒー好き?
「タバコを吸う方にコーヒー好きが多い」という話は、昔はよく聞ききました、今は世の中が厳しく肩身の狭い思いをしてる方も多いですが・・・
理由は「コーヒーがあると、よりタバコが美味しく感じられるから」、「タバコを吸うと嫌な後味が残るけど、コーヒーを飲めば口がサッパリするから」等々。
また、コーヒーにはリラックス&ストレス解消効果があるので、ちょうど一服するには最適な組み合わせのかも知れませんね。

あと、コーヒーのお好みも、タバコ好きな方は「深煎りの苦いコーヒーが好き!」という傾向があるみたいです。
まぁ、浅煎りのアメリカンが好きな方もいらっしゃいますが、店長の感触です。


■喫煙によるアディポネクチンの低下をコーヒーで補う
さて今回は、「アディポネクチン」と呼ばれる「超善玉ホルモン」です。

アディポネクチンとは?
アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌されるホルモンで血中に豊富に存在しています。
別名「超善玉ホルモン」とも呼ばれ、下記のような特徴があります。

 

1) 内臓脂肪が増えると、アディポネクチン血中濃度が低くなる。
→アディポネクチンの減少は、メタボリックシンドロームと深く関係。
2) アディポネクチン血中濃度が低いと、将来の2型糖尿病発症リスクが高くなる傾向。
3) アディポネクチン血中濃度が低いと、高脂血症(脂質異常症)や心筋梗塞の発症との関連も指摘。
4) 女性より男性の方が、アディポネクチン濃度が低い傾向。

そして、コーヒーにはアディポネクチンを増やす働きがあり、コーヒーを飲む量が多いほど血中アディポネクチンも多くなる傾向がありました。
一方最近の研究で、タバコを吸うと血中アディポネクチンが低下し、一日に吸う本数が多いほど血中濃度が低くなる傾向があることが分かりました。また女性よりも男性の方が血中アディポネクチンが低いため、「喫煙する男性」は要注意と言えます。
※禁煙すると、血中アディポネクチン濃度が回復し、20年以上禁煙を続ければ初めから吸わない人と同程度に戻るそうです。
ということは・・・
喫煙する人は、「減ったアディポネクチンを増やすためにコーヒーを飲みたくなるのかも?」と勝手に想像してみました。
健康を維持するために、自然と体が必要なものを欲することはよくあることですので。
例えば、お酒を飲んだ後にコーヒーを飲みたくなるのも、コーヒーによってアルコールが分解される効果が期待できるからでは、という考察をしたことがありましたね。
※コーヒーに含まれるカフェインには、肝臓でのアルコール分解を促す働きがあり、さらに利尿作用もあるので、アルコール分解後の老廃物も体外へ排出されやすくなります。
もちろん、健康のためにはタバコを吸わないのが一番良いかと思います。
タバコを吸う方は、くれぐれもお体にお気を付け下さい。


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