デカフェとは、カフェインを除去したコーヒーの事で、要は、カフェインのほとんど含まれていないコーヒーとご理解いただくと解りやすいと思います。ただし、1~3%くらい、ほんの少しは残留しています。
コーヒーにはいろいろな薬用成分が含まれます。
主な成分は、カフェイン、クロロゲンサン、トリゴレリン、コーヒーの新鮮な香り成分・・・などです。
薬用効果ということは薬なのです。
実際1953年まではコーヒーは薬として登録されていました。
その翌年、コーヒーの中のカフェインという成分に薬用効果があるとされてカフェインが登録されたといわれています。
薬には、「容量成分、飲み方にお気を付けてお飲みください」という注釈が必ず付くように、飲み方を間違えるとかえって体に害をもたらします。カフェインも薬ですので、人それぞれ適量があります。
カフェインをアルコールと同じようにお考え頂くと解りやすいです。
アルコールをどれだけ飲んでも酔わない方、少しの量でもすぐによってしまう方、まったく受け付けない方など、人によって様々です。
カフェインも同じで、どれだけ摂取しても効果が表れない方、少しの量でも敏感に効果が表れる方(カフェイン過敏症)などがいます。カフェイン飲料はコーヒーだけではなく、紅茶、緑茶、ウーロン茶、ココアなどにも含まれています。紅茶や緑茶を飲んでもなんともないが、コーヒーを飲むと眠れないという方は沢山いらっしゃいます。
1gに対してのカフェイン含有量は紅茶や緑茶のほうが多いのですが、一杯のカップに使用する量は2g~3gです。しかし、コーヒーは10g以上使用します。
よって、カップあたりのカフェイン含有量になると圧倒的にコーヒーが多いのです。カフェインと上手に付き合うことが健康飲料になるか否かの大切な事です。
カフェインレスコーヒーは、カフェインに敏感な方、一日に3杯以上飲まれる方などには体に負担がなく毎日楽しめるコーヒーです。深煎り、浅煎り、ストレートコーヒーなどを選ぶように、コーヒーの楽しみ方の選択の一つとしてみてはいかがでしょうか?