コーヒーには、クロロゲン酸などのポリフェノールが豊富に含まれています。
その量はカフェインよりも多く、コーヒーの褐色や苦味、香りのもととなっています。
コーヒーの飲用が、がんや糖尿病、動脈硬化などの予防に有効であるという研究成果が相次いで報告され、その効果にクロロゲン酸などのポリフェノールが持つ抗酸化作用が寄与しているのではないかと、注目を集めています。
では、コーヒー一杯で摂れるポリフェノールの量は?
コーヒー1杯(約140cc)には約280mgのポリフェノールが含まれ、これは赤ワインと同程度、お茶の約2倍に相当します。
効果としては
2型糖尿病や肝疾患(肝がん、肝硬変)の発症リスクがコーヒーの摂取により低減されるとの発表が相次ぎ話題となっていますが、その効果の源として多量に含まれるコーヒーポリフェノールが注目を集めています。
ポリフェノールの代表的な効果は抗酸化作用で、活性酸素による酸化を防いでくれます。
もちろんコーヒーのポリフェノールにも強い抗酸化作用があります。
活性酸素は主に体内で作られる不安定な酸素で、過剰の活性酸素は細胞や遺伝子を傷つけ、がんの一因にもなるといわれています。
血液中では脂質と反応し、動脈硬化や心筋梗塞といった生活習慣病の引き金にもなります。
ポリフェノールの主な機能
・抗酸化作用
・抗菌性、抗ウイルス活性
・抗ガン作用
・抗肥満作用
・脂肪代謝調節作用
・口臭抑制作用
・抗疲労作用
参考:一般社団法人全日本コーヒー協会