酸化(サビの発生と同じ現象)は人間のカラダの中でも起こります。
こう聞くと意外に思われるかも知れませんが、ヒトの細胞には脂質(脂肪)が多く含まれ、この脂質が酸素と結びつき酸化してしまうのです。
つまり、ヒトのカラダもサビてしまうわけです。
そして、脂質が酸化してできる「過酸化脂質」については、老化やガンとの関係が研究されています。
ワインやココアで知られるようになったポリフェノールは脂質の酸化を抑える成分として注目されていますが、コーヒーにもコーヒーポリフェノールが多く含まれています。
ポリフェノール(クロロゲン酸類など)
ポリフェノールはワインやココアに含まれる成分として良く知られていますが、コーヒーにもポリフェノールは含まれています。コーヒーポリフェノールとは、コーヒーを焙煎したときの褐色や苦味、香りのもととなっているクロロゲン酸などの成分で、カフェインよりも多くコーヒーに含まれています。コーヒーの飲用が健康維持に有効であるという研究成果が相次いで報告され、その効果にコーヒーポリフェノールの様々な働きが寄与しているのではないかと、注目を集めています。