世界中で愛飲されているコーヒーですが、数十年前までは、飲みすぎると健康を害するのでは、というネガティブなイメージが先行していたようです。しかし、現在では科学的な研究が進み、むしろ、健康を維持するための食品として注目されるようになっています。
コーヒーとカラダのサビつき(酸化)
酸化(サビの発生と同じ現象)は人間のカラダの中でも起こります。こう聞くと意外に思われるかも知れませんが、ヒトの細胞には脂質(脂肪)が多く含まれ、この脂質が酸素と結びつき酸化してしまうのです。つまり、ヒトのカラダもサビてしまうわけです。そして、脂質が酸化してできる「過酸化脂質」については、老化やガンとの関係が研究されています。
ワインやココアで知られるようになったポリフェノールは、脂質の酸化を抑える健康成分として注目されていますが、コーヒーにもコーヒーポリフェノールが多く含まれています。