鬱陶しい花粉症に悩まされている人は多い季節になってきました。
しかし、コーヒーを毎日欠かさず飲むことで、花粉症をはじめとするアレルギー性疾患を緩和できるかもしれないそうです。
花粉症が起こるメカニズムは、簡単にいうと吸い込んだ花粉を体内の細胞が「異物」と認識し、それを排除するためにできたlgE抗体が肥満細胞に結合して化学伝達物質を放出し、これらの物質が血管や末梢神経を刺激して、くしゃみや目・鼻のかゆみなどの症状を引き起こすことで起こります。
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(薬学系)炎症薬物学研究室の准教授、杉本幸雄がコーヒーを毎日飲むことで花粉症をはじめとするアレルギー性疾患を緩和する効果があるかもしれないという研究をされてます。
アレルギー性疾患による諸症状を緩和するため、杉本さんは企業と協力して長年研究を続け、効き目があると高く評価されている処方箋医薬品などの開発にも貢献してきた杉本准教授は、自然由来の食物にも目を向けていて、コーヒーが含むポリフェノールの一種「クロロゲン酸」に着目したもので、マウスを用いて実験した結果、
「鼻炎症状は抑える」という好結果、皮膚炎のかゆみは、ある程度抑えたという結果が出たそうです。
コーヒーで花粉症を治すことは出来ませんが、症状の緩和は期待出来るかも!
記事参考:全日本コーヒー協会