コーヒーの発がん性が問題となる理由は、世界保健機関(WHO)の外郭団体「国際がん研究機関(IARC)」がそのアクリルアミドを“ヒトに対しておそらく発がん性がある物質(グループ2A)”と分類していたことに対し、米カリフォルニア州上級裁判所の判事が3月28日に、有名カフェチェーン、コンビニエンスストア、飲食チェーンレストランや小売店で販売されるコーヒー商品について、「発がんのリスクがある」という警告の文言を添えるようにと命じました。

発がん性について、警告文が商品上に実際に示されるか否かについての最終的な決定は数週間後になりますが、仮にGoサインが出たのに表示を怠った場合、事業主は非常に厳しい状況に追い込まれると考えられるので、国際コーヒー機関も猛反発してます。

ちなみにカリフォルニア州には、人々の健康を害する物質についての情報があればそれを明らかにし、注意喚起を怠ってはならないと定められた「プロポジション65」なる州法があり、これを守らないまま健康被害が出て訴訟が起きた場合、高額な損害賠償を求められても文句を言えないようになっているのです。

 

ただ豆の焙煎時に発がんリスクが懸念される“アクリルアミド”と呼ばれる化合物ですが、コーヒーだけではなく、ポテトチップスや焼き魚等、120度以上の高温で加熱調理された食品はメイラード反応によりアクリルアミドが生じてしまいます。

なぜ、コーヒーのみがなのか、ちょっと不思議ですね?

 


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