3、コーヒーの育成条件
アラビカ種の生育条件は、日中の平均気温が20度前後、また気温の年較差の少ないところが良いとされますが、一日の気温較差(一日の最高気温と最低気温の差)は大きい方が良質な豆が育つには有利です。そのため、内陸で標高の高いエリアがアラビカ種コーヒーの名産地になってきました。しかし、アラビカ種は霜に大変弱いので、あまり標高が高すぎても育ちません。一部の例外を除いて、赤道から離れた産地ほど、栽培可能な標高は低くなっていきます。年間雨量はアラビカ種の場合2,000mm前後必要で、十分な日照があることが望ましいとされます。
カネフォラ種の場合はもう少し高温の場所(標高の低い場所)で栽培されています。カネフォラ種の方は耐病性が強いです。