「サードウェーブ」とは、流行の波という意味合いの「ウェーブ」という言葉を使った、アメリカのコーヒーブームのことです。
「ファーストウェーブ」は19世紀後半。
コーヒーの大量生産が可能になり、日常的に家庭でも飲まれるようになりました。「セカンドウェーブ」ではシアトル系コーヒーと称される、深煎りの豆を細挽きしてエスプレッソマシンで抽出したカフェラテや、ナッツ、ハチミツなどをトッピングしたアレンジコーヒーが流行しました。
3回目となる「サードウェーブ」では、焙煎方法からコーヒー豆の品種や産地にこだわった、高品質なコーヒーを求めるのが特徴です。
さらに豆の個性を最大限に引き出す淹れ方にもこだわっているので、ハンドドリップで1杯ずつ丁寧に淹れることが基本とされています。
今後、消費者の意識が本物志向になることで、カフェインレス(デカフェ)や有機栽培(オーガニック)のような特徴のあるコーヒーを、個人がこだわって選んでいくと予想されています。