販売しておりましたブラジルブラジル セーハダストレスバハスが在庫限りとなり、新しくカフンド農園 パルプドナチュラルに変更しました。
焙煎した感想は、セーハタストレスバハスに比べ、豆の大きさは小さいですが、欠点の豆は少なく、味は当店の焙煎レベル(フルフレンチロースト)だとスッキリとしながらほのかな甘さが感じられる、飲みやすいコーヒーでした。
さすが2度もCOE受賞している農園のコーヒーだと感じました。
カフンド農園の農園主であるペドロ・サンタ・マスキータ氏が1989年に標高1360mという高い標高での栽培に魅力を感じ、カフンド農園がスタートしました。
カフンド農園の位置するバイーア州シャパーダ・ディアマンティナという土地は、ブラジルの中でも卓越したスペシャルティコーヒーの名産地として、世界中のバイヤーに知られています。
ペドロ氏は、この地が生み出す豆そのままの風味を最大限に引き出すことを目標に掲げて、苗木の育て方や選別、苗木を移す際の土壌環境の向上、収穫時のセレクトピッキング、パルプドナチュラル工程の改善を心がけ、コーヒーの特性を損なわない努力をしています。
そして、定期的に土壌分析や技術指導をしてもらう事で、絶えず適切な肥料バランスの下で土壌環境が変わらぬよう保全をしています。
基本的な事を完璧に行う事だけで、出来上がったコーヒーの品質がどれだけ向上するか。
選別1つ取っても、熟度の高いチェリーと過熟で乾いたチェリーの比重選別。葉っぱの混入や未成熟チェリーの選別。
そして、こうした工程を経て乾燥されたパーチメントコーヒーの品質を保つ保管まで徹底して高いレベルで維持できるよう努めています。
2度のCOE受賞が物語るペドロ氏の手によるバイーア州の風味特性を是非堪能下さい。