朝起きて一杯飲んだり、食後に一息入れたりと、コーヒー党でなくてもたまに飲みたくなるコーヒーには飲むと目が覚めるなどの効用がありますが、コーヒー1杯には実際に何が含まれているのか?
コーヒー1杯のうち98%は水、残りの2%が「とてもいいもの」が入っているとのこと。
コーヒーのこうばしい香りを演出している成分の一種が「2-エチルフェノール」
しかしながら、2-エチルフェノールはゴキブリが危険を感じた時に出す警報フェロモンにも含まれる物質です。
コーヒーのいい匂いを演出しているもう一つの物質が「ジメチル・ジスルフィド」
ジメチル・ジスルフィドは特定悪臭物質に指定されている物質であり、肉の腐ったような匂いがするとのことです。
上記であげた2つの気持ち悪い物質を含んでいても、コーヒーはおいしい飲み物。
コーヒーのバターのような風味の元が「アセチルメチルカルビノール」と呼ばれる物質で、バターにも含まれています。
トリゴネリンはコーヒーの甘みの成分でもあり、虫歯菌から歯を守る作用もあります。
3,5-ジカフェオイルキナ酸はフリーラジカル(活性酸素)から脳を守る効果があるとのことで、要するにコーヒーは抗酸化物質なのです。
そして、みんなが大好きなコーヒーの成分と言えばカフェイン。
カフェインはニコチンやコカインと同じようなアルカロイド系の毒素です。
毒素だからといって怖がらなくても大丈夫。カフェインはアデノシン受容体をブロックしてくれるため、結果的に眠気はなくなって目が覚めるという作用をもたらしてくれます。
コーヒーの成分にはなぜか強い匂いを放つ物質が多いようで、ゴキブリのフェロモンと同じ物質など衝撃的なものも含まれていますが、むしろそれこそがコーヒーのエッセンスである、というわけです。