植物のチカラ、ポリフェノール
ポリフェノールは植物の葉、茎、樹皮、果皮などに含まれる成分で、植物が太陽光線などから身を守るために作られた成分です。最近、有名なのはコーヒーのポリフェノールやお茶のカテキン、赤ワインのアントシアニン、ココアのカカオポリフェノールなどです。その他、野菜や果物にも含まれていて、5,000種類以上あると言われています。
コーヒーのポリフェノールは250種類以上と豊富に含まれており、焙煎したときの褐色や苦み、香りのもととなっています。クロロゲン酸類はカフェインより多く含まれ、その代表格です。
ポリフェノールの代表的な働きは抗酸化作用です。活性酸素による、からだの酸化を防ぐ働きが期待できます。
また、個々の成分によって独特の機能性があることが確認されており、殺菌作用や虫歯・口臭の予防、視力の回復、肝機能の強化など様々な働きがあるとの研究成果が相次いで発表されています。
ポリフェノールの含有量
コーヒー1杯(140cc)には約280mgのポリフェノールが含まれています。
1杯あたりの量で比較すると、赤ワイン(グラス1杯125ml):288mg、緑茶(湯呑1杯120ml):138mgとなり、コーヒーに含まれているポリフェノールは、赤ワインと同じ位、お茶の約2倍にも相当することになります。
1杯あたりの量で比較すると、赤ワイン(グラス1杯125ml):288mg、緑茶(湯呑1杯120ml):138mgとなり、コーヒーに含まれているポリフェノールは、赤ワインと同じ位、お茶の約2倍にも相当することになります。
コーヒーポリフェノールの効果
クロロゲン酸類をはじめとするコーヒーポリフェノールは、高い抗酸化作用を持っています。糖尿病や肝疾患、動脈硬化などの発症リスクがコーヒーの摂取により低減されると話題となっていますが、その効果の中心的な役割を担っているのが、コーヒーポリフェノールによる抗酸化作用ということが分かってきています。
ポリフェノールの上手なとりかた
ポリフェノールが体内で有効に働くのは摂取後2~3時間とされているため、こまめに摂りたいところですが、野菜や果物では日中こまめに摂るのは難しいところ。含有量の多いコーヒーでポリフェノールを摂取し、新たな健康習慣としてとりいれたいですね。