最近、名古屋系珈琲チェーン店がブームですね。
コーヒーチェーンではなく、珈琲チェーンというところが重要です。
この話しは、また後で出てきます(笑)
コメダ珈琲、コーヒーだけでなく食べ物もボリュームがあって、家族連れにも人気ですね。
また、星乃珈琲 も、最近すごい勢いで増えていますね。
個人の喫茶店のライバルは?
純喫茶でアルバイトをしていた時に、近くにあるスタバ(スターバックスコーヒー)がライバル店だと思っていました。
ある時、店でその話題なりました。
スタバ人気のすごさは、折り紙つきでしたから、少しマスターを気遣うような言い方をしていたんですが、 察したマスターが一言・・・
「 スターバックス や、ドトールは、うちのライバルじゃないよ、客層が違うから 」
こういう個人でやっている純喫茶の珈琲店と、チェーン系列のコーヒー店では、確かに客層が違うのかもしれませんが、それでも、マスターの言葉は少し強がりに聞こえました。
そんな私に、マスターは・・・
「 分かってないなー うちのライバルになるとしたら コメダ の様なチェーンだ 」
コメダ珈琲店、実はこの当時は、まだ見かけた事が無く、名前も知りませんでした。
名古屋系珈琲チェーン店の進出
名古屋の喫茶店のモーニングは、コーヒー一杯の値段で、最低でもトーストに たまご、お店によっては更に ヨーグルトやサラダまで付いてくるという事は、聞いた事がありました。
しかし、そんな名古屋の喫茶店が、全国展開をしようとしているという事を、その時知って驚きました。
でも、いくら名古屋の喫茶店が有名でも、スタバや、タリーズ、ドトールといった超メジャー なチェーン店と戦えるのか?
なぜ、ウチのライバルが、スタバ系ではなく、コメダ系なのか?
さっぱり分かりませんでした。
スタバ、タリーズ、ドトール と
名古屋系珈琲チェーン、個人の喫茶店の違い
マスターは、こんな質問を投げかけてきました。
「 スターバックスやタリーズ、ドトール と、ウチみたいな喫茶店で、最も違うところ は何だと思う? 」
私がそれまでも思っていた一番の違いを答えました。
それは、コーヒーの種類が色々選べることです。
最近、一杯一杯オーダーで入れるサービスも始めたようですが、当時のスタバは、豆の種類は選べないか、選べても2種類からでした。
テーブルサービス
(名古屋系喫茶が個人喫茶店のライバルな訳)
この解答には自信があったのですが、マスターからの答えは・・・
「 テーブルサービス が、有るお店と、無いお店 」
マスターが言うには、スタバやタリーズ、ドトールのライバルは、マック(マクドナルド)といったカウンターでオーダーして、自分で席に持っていくスタイルのお店。
テーブルサービスを実施しているお店とは、客層が違うとの事。
その時は、なんか奇をてらっている感じがして、正直納得していませんでした(笑)
しかし、今はよく分かります。
コメダ珈琲 や 星乃珈琲 などの店は、テーブルサービスなので、明らかに「家族連れ」が多いですよね。
メニューからして、スタバ系のコーヒーショップとは、狙っているお客さんの層が明らかに違います。
余談ですが・・・マックも、家族で座れるようなテーブルを多くして、テーブルサービスをしたら、家族連れが戻るような気がします ^^;
コーヒーショップ か それとも珈琲店か
更には、こんなことも・・・
「 ウチのライバルは、カタカナでコーヒーと書く店ではない、漢字で 珈琲店 を名乗る店がライバル 」
今、思うと怖いくらい、すごい先見の明です(笑)
スタバ、タリーズ、ドトール の様な、カウンター売りタイプ(コーヒーショップ)
星乃珈琲、コメダ珈琲 の様な、テーブルサービスタイプ(珈琲店)
サービスの違いが、名前にも現れているんですね。
それにしても、珈琲業界の熾烈な争いが続いていますが、個人の名店も頑張って伝統と歴史を守って欲しいものです。