お湯を注ぐだけで手軽に本格的なコーヒーが楽しめる、インスタントコーヒー。実は、コーヒーの普及もままならない1899年の日本で発明されたものでした。
発明者は、科学者の加藤博士。
博士は、液体のコーヒーを乾燥させて粉末にすることに成功し、世界初のインスタントコーヒーを誕生させました。
博士はアメリカへと旅立ち、インスタントコーヒーの販路を求めますが、特許申請を行っていなかったため、後に別のアメリカ人が特許を取得し、これが正式な“インスタントコーヒーの発明”と、みなされてしまいました。
加藤博士は、コーヒーを飲みながら、さぞかし悔し涙を呑んだことでしょう。