1826年、長崎県の出島に医師として詰めいたシーボルトは『薬品応手録』にコーヒーの飲用をすすめた一文を載せました。
シーボルトはこう言ったそうです。
日本人は暖かい飲み物だけを飲み、交際的な会合生活を好むにもかかわらず、また200年以上も世界の珈琲商人(オランダ人)と交易しながら珈琲がまだ日本人の飲み物となっていないことは実に驚くべきことである。
日本人は我々と会合するときは好んで珈琲を飲む。
彼は200年以上もオランダ人と交流のある日本人が、いまだにコーヒーを飲む習慣がないのに驚いて、コーヒーは長寿をもたらす良薬として大いに宣伝しました。