マロンズコーヒーブログ

コーヒー研究の中で一番進んでいるのが、香りに関する研究です。

コーヒーの香りは非常に種類が多く、ごく微量でも人は気づくので

解析が難しいものなのですが、香りに惹きつけられた多くの研究者が

解析に取り組んでます。

また最近は、ガスクロマトグラフィー等の分析機が発達して、珈琲の香りが

数多く発見されました。

「Coffee Flavor Chemistry」(2001年)という専門書の中には、

約1000種類もの揮発成分が挙げられています。

ほかの食品でここまで詳細な資料が見当たらないので、一概に比べられませんが、

例えば、ワインや醤油では、約300種類程度と言われていて、コーヒーは他に

比べ種類が多いので複雑な奥深い飲み物になるのですね!

 

皆さん昨日は寒かったですね!!

広島は33年ぶりの大雪で19センチも積もりました。

家の看板犬マロンは、大喜びで公園を走り回ってました。

私は、雪だるまに負けない位着込んで、出動しましたがやっぱり寒かったです。

 

さてコーヒーの泡について、日本ではドリップやサイフォンで抽出中に出た泡は

出来るだけ抽出液に落とさないのが、美味しいコーヒーのコツと言われます。

しかし、トルコでは、泡の消えたターキッシュコーヒーは「顔の無い人」に例えられ

泡を消さずに煮出す事が美味しいコーヒーのコツだそうです。

他にも、エスプレッソコーヒーはカップに浮かぶクレマ(泡の層)が重要とされてます。

 

コーヒーを抽出するときに出る泡ですが、ただのお湯を落としても、一瞬泡だちますが、すぐに消えてしまいます。

でもコーヒーは消えないです。なぜでしょう?

これは、コーヒーには界面活物質が含まれているからです。

誰でも思い浮かぶのが、石鹸です。

元々「水の泡」は泡を作る水分子の薄い膜が、水分子同士が引っ張り合う表面張力に

負けて割れてしまいます。

しかし石鹸は、界面活性剤の作用で表面張力が弱まり、水の泡を安定させるので泡が消えなくなります。

コーヒーも同じく、界面活性物質が泡を安定させてます。

この泡が美味しいコーヒーには必要で、この泡がコーヒーをまずくする

成分や舌触りを損ねる微粉を吸着してくれるので、コーヒーが美味しくなるのです。

 

皆さんも抽出する時、泡を意識して「美味しくしてくれてありがとう」と感謝してみては?

大学の医学部や薬学部では、色々な実験を行います。

その中の一つにカフェインを使う定番の実験があります。

実験は、一桁の数字を足し算するだけの算数ドリルを15分間

ひたすら解かせます。

そのあと、5分間休憩しその休憩中に、半数の人には普通のコーヒー

残りの半分には、カフェインレスのコーヒーを飲まします。

もちろんどちらを飲んだか本人には解らないようにします。

その後、また同じテストを行います。

両グループの休憩後のテストの結果は・・・

カフェインを摂取したグループの方が、解いた問題数、正答率ともに

高くなる傾向が見られました。

これは、カフェインが中枢神経を興奮させ、脳の疲れを軽減させたためです。

ただし、これは単純な計算作業での話で、それまで解けなかった

難しい問題が解けるわけではありません。

 

明日から、共通一次があります。

受験生の皆さん勉強してない問題は解けませんが、試験前のコーヒーは

問題を解くスピードを上げてくれるかも!!

皆さんは、コーヒーの酸味と聞くと、すっぱいコーヒーを思い浮かべると思いますが、実は全くの別物です。

実はコーヒー業界では「酸味acidity」と「すっぱみsour」と明確に分かれています。

「酸味acidity」は、良質な珈琲には酸味があると言われ、適度な酸味はさわやかな風味を与え、全体にスッキリした味わいになります。

MarronsCoffeeでは、キリマンジャロがそうです。

 

では「すっぱみsour」とは、酸味が強くて不快なレベル、ただし一般的には

品質の良く無い豆や焙煎後、ドリップ後に空気に触れることで劣化していく、

一般的に「酸化」=「すっぱみ」のイメージです。

 

店長もこの「すっぱみ」が大嫌いで、出来るだけ「すっぱみ」の無いコーヒーがと

今も奮闘中です。

 

一般の焙煎度合いだと、キリマンジャロは時間がたつと急激に「すっぱみ」が増してきます。

MarronsCoffeeのキリマンジャロは深煎りにすることで、「すっぱみ」を極力排除し、すっきりした酸味のある美味しいコーヒーにしてます。

 

他とは違う美味しいキリマンジャロお試しあれ!!

 

 

世界の一人当たりコーヒー消費量は、ICO統計を見てみるとダントツでルクセンブルクとなっており、コーヒー生産国のブラジルは第9位で、日本は15位となっています。だけど、ルクセンブルクは統計上によると、国民1人当たり、1日7杯以上コーヒーを飲む計算になります。「本当に7杯以上、飲んでいるの?」と疑いたくなりますよね。

実は統計の数値の裏には見えない事情があるようです。ルクセンブルクは税率が低いため、近隣諸国から買い物客がやってきて、コーヒーを買っていくそうです。だから、計算上は国民1人当たりのコーヒー消費量が高くなってしまうんだとか。

例として、ルクセンブルクに隣接するドイツをあげると、ガソリン価格がドイツよりも平均20パーセント割安なことから、週末に車を満タンにするためにわざわざルクセンブルグにでかけ、そのついでにコーヒーを含めた食品やタバコ等を買っていくドイツ人が多いといいます。実際にコーヒー価格を比較するとドイツの約半額の価格で購入できるそうです。その他の近隣諸国ベルギー、フランス、オランダからも同じような買い物客がルクセンブルクに来るそうですから。一人当たりのコーヒー消費量が世界一と言っても、実態は異なるようですね

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