マロンズコーヒーブログ

日本人の2人に1人はがんになるがん大国の日本ですが、東京農工大学大学院 農学研究院 応用生命化学部門の矢ヶ崎一三教授が、コーヒーにがん細胞の活動を抑える働きがあるという研究をされてます。

まず、がん細胞は「浸潤」と「転移」で全身に広がっていきます。

矢ヶ崎一三教授は、「食べ物で病気を予防あるいは軽減化するメカニズムを、分子、細胞、個体のレベルで解き明かす研究」をつづけていて、がん細胞に対して食品がもつ成分がどう作用するのか、そのメカニズムについて肝臓がんを例として研究しています。

「がんは、初期の段階で防ぐ一次予防ができれば理想的です。しかし実際はなかなかうまくいきません。正常細胞ががん化しても初期は小さいから見つけにくい。発見可能な大きさになって初めて『あなたはがんです』と診断される。外科手術や薬の投与は、そうして診断された後でないとできないのです。これではどうしても後手に回ってしまいます」(矢ヶ崎氏)

そこで矢ヶ崎氏は、食べ物の中に含まれているたんぱく質や脂質、糖質、ビタミン、ミネラルなどの「栄養素」と、ポリフェノールや香りの成分、辛み成分などの「非栄養素」の両方に着目し、どの成分がどういった働きをするのかを調べています。

つまり「一次予防」が無理でも、がんが広がってひどい状態になる前に抑制する「二次予防」ならできるかもしれないと考えているます。

■ラットを使った実験では、コーヒーががんを抑制

インスタントコーヒー粉末をラットのがん細胞「AH109A」に直接ふりかけた。

すると、AH109Aの浸潤も増殖も両方抑える効果があることがわかった。

しかし、実際にがんの患部に直接インスタントコーヒーをふりかける事は無いので、

コーヒーのどの成分が有効なのか調べました。

この研究の詳しい詳細は、参考のサイトを参照して頂きたいのですが、

実験の結果、クロロゲン酸、カフェ酸、キナ酸は、肝がん細胞の増殖は抑制しないけれど浸潤は抑制することがわかった。

特にポイントは、がん細胞は「活性酸素」があると増殖が活性化されるが、その活性酸素をコーヒーのクロロゲン酸が消してくれるので、がん細胞の増殖が抑制される党です。

しかも、ラットへの投薬量を人に換算すると、1日2~3杯で効果が期待出来るそうです。

美味しいコーヒーで、効果があればうれしいですよね!

 

 

血管内部の出血を止めるためにできる血栓。メカニズムが狂うと心筋梗塞などを引き起こすが、コーヒーには血栓を溶かしやすくする働きがあるそうです。

日本人の死因でもっとも多いのはがん、第二位が心疾患、第三位は肺炎、第四位が脳血管疾患です。

第二位の心疾患では「心筋梗塞」が、第四位の脳血管疾患では「脳血栓症」の割合が高いのですが、両方とも「血栓による病気」です。

血栓は、血管の中(血管壁)がなんらかの原因で傷ついて出血した場合、それを止めるために生まれます。

正常の場合、止血して組織の修復が終わると、体内のメカニズムによって血栓は溶かされ、血は再び流れはじめますが、このメカニズムがいったん狂うとさまざまな疾病を引き起こすことになります。

血栓が心臓で起きると心筋梗塞や狭心症、脳で起きると脳梗塞、肺で起きると肺塞栓などになる怖い病気です。

今回、倉敷芸術科学大学 生命科学部須見洋行教授のグループが、血栓を溶かすメカニズムに対してコーヒーがよい影響を与えるという研究を行っています。

人間には血管の内側に何らかの傷が出来て出血すると止血の為、『凝固因子』が働き固まって止血します。

出血が止まると、固まった血栓は邪魔になるので固まった血栓を溶かす『線溶因子』が働き血栓を溶かすシステムが備わってます。

この『線溶因子』は複数の酵素の集まりです。

今回は、酵素のうち、t-PAという酵素の活性化にコーヒーが役立つという話です。

詳しくは、下記の参考サイトを見て頂きたいですが、コーヒーのどの物質が影響しているかは判明していないが、特定のコーヒー(ブルーマウンテンや雲南、キリマンジャロ)ではt-PAを活性化することが分かったそうです。

もう一つは、コーヒーの成分には血小板の凝集を阻害する働きがある(血流を流れやすくする)そうです。

僕も早速、キリマンジャロ飲みまーす(^^♪

 

 

東京慈恵会医科大学 分子生理学講座では、コーヒーに多く含まれるポリフェノールと脳卒中の関係について研究しています。

脳血管障害には血管が破れて生じる出血性脳血管障害(脳内出血とくも膜下出血)と血管が閉塞する脳梗塞および、血管の狭窄により血流が悪くなってしまう虚血性の障害とがあります。

それぞれの疾患に応じた治療法があり、適切な診断と早急な治療が予後に深くかかわっているのですが、なかでも脳動脈の血流量が通常より低下するとさまざまな症状が出現しますが、短時間で元に戻ればそれらの神経症状は改善します。

なぜなら、虚血状態に陥ると閉塞した血管の中心部の細胞は壊死するものの、その周辺部の細胞はまだ生きているので血流が早期に再開することによって回復するためです。

この領域を「ペナンブラ」と呼ぶ。

今回紹介するコーヒーと脳卒中、とくに脳梗塞に関する研究は、このペナンブラにかかわる話です。

今回の研究にかかわる重要なファクターは一酸化窒素(NO)である。NOは体内のアルギニンというアミノ酸からNOを合成する酵素により産生される気体の生理活性物質で、NOを合成する酵素は細胞質でカルシウム濃度が上昇すると活性化されます。

その一方、NOが過剰につくられると脳梗塞や側頭葉てんかん、アルツハイマー病などを引き起こす可能性が高くなります。

リアノジン受容体をもつ細胞ともたない細胞を比較することで「NOはリアノジン受容体を介してカルシウムの放出を引き起こす」という新しいシグナル伝達のメカニズム「NO-induced Ca2+ release」(略称・NICR)を発見した。NICRこそ今回の研究につながるきっかけでした。

脳血管障害のメカニズムは、

(1) 脳の血流が滞る虚血が起きる。

(2) 神経伝達物質のグルタミン酸が放出される。

(3) グルタミン酸受容体からカルシウムが流入してくる。

(4) 細胞質のカルシウム濃度が高まる。

(5) NOをつくる酵素が活性化してNOが産生される。

(6) NOが神経細胞死を引き起こす。

 

上記のメカニズムで神経細胞死した細胞に、コーヒーポリフェノールのクロロゲン酸と脳の血流が虚血になると放出されるグルタミン酸を投与すると、死細胞が減るのが確認出来た。

1日につきコーヒー1~2杯くらいの量のコーヒーに含まれるクロロゲン酸(ポリフェノール)は、グルタミン酸によるカルシウム流入を抑制することにより、神経細胞死を抑制し、また神経細胞の突起の形態保護作用がある可能性が明らかになった。

今後の目標は、血流が再開すれば回復する領域「ペナンブラ」を壊死から救う物質を探すこと。

生きている動物で初期の脳梗塞にクロロゲン酸が効くかどうかを調べていくのだそうです。

今後の研究に期待ですね!

 

 

女性はもちろん、最近は男性も美容に力を入れてる今日この頃ですが、

コーヒーも一役買えるそうです。

神戸大学名誉教授の市橋正光先生たちのグループの研究で、「1日2杯以上」の

コーヒーを飲んでいる人は、かなり顕著にシミの抑制効果が認められました。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸というポリフェノール(抗酸化物質)の働きによって、シミの原因となる色素成分のメラニン生成が約3割も抑えられることがわかりました。

この研究は現在も継続中で、今後は「コーヒーによるシワの予防効果」などの解明も期待されています。

美容の世界では「炎症(インフラメーション)」と「老化(エイジング)」をつなげた造語で「インフラメイジング」という言葉が使われるようになりました。

老化のベースには何らかの炎症があるという考えで、一番の外的要因が紫外線です。

紫外線の影響でシミができる時、肌の中では軽い炎症が起きて、この炎症こそ、“酸化”なのです。

この酸をコーヒーの抗酸化物質(コーヒーポリフェノール)が防いでくれるそうです。

でもコーヒーを飲むと寝れなくなるから・・・ていう人には

先日発売した『デカフェメキシコ エル・トリウンフォ カフェインレス』は

有機農法で生産した豆を、化学溶剤お一切使わずカフェインを99%カットしていますが、ほかの成分はそのままの良い事取りのコーヒーです。

カフェインレスのコーヒーで、コーヒーポリフェノールを美味しくとって

綺麗になりませんか?

 

 

医学的に「むくみ」とは、体内の水分バランスがうまくできなくなり、過剰な水分が蓄積された状態を言います。

一方コーヒーには、体内に貯まった老廃物質や余分な水分を尿として排出させる「利尿」作用があります。

体にむくみが出る背景には、体内循環がうまく行われていないことを示しています。コーヒーは自律神経に働きかけて交感神経の動きを活発にします。

すると体内循環が盛んになって、むくみ解消にも役立ちます。

ビールも飲むと利尿効果がありますが、ビールの場合は主に量を飲むので、膀胱に水分が溜まり尿意を催します。

一般的に、膀胱に150mg尿が溜まるとトイレに行きたくなり、250mgが限界だそうです。

お酒を飲んだ翌朝、むくみが出るとよく聞きますが、これは、お酒に酔ったまま眠ると、レム睡眠とノンレム睡眠が正常に現れなくなりバランスが崩れることで、体内循環が滞るからです。

お酒を飲んだ翌朝は、美味しいコーヒーでスッキリむくみを解消しましょう!!

 

参考 全日本コーヒー協会

【連載第4回】むくみ解消に役立つコーヒーの利尿作用

 

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