マロンズコーヒーブログ

コーヒーの健康効果の成分として注目されているのが、カフェイン、カテキン、クロロゲン酸の三つの成分です。

 

カフェイン

カフェインは誰もが知っているコーヒーの代表的成分で、興奮作用があることから眠気覚ましにコーヒーのイメージがありますが、その他にも気管支を広げて呼吸機能を向上させる効果もあります。

 

カテキン

カテキンは緑茶にも含まれていますが、強力な抗酸化活性を示すポリフェノールの一種で、体内の活性酸素を中和する働きがあります。

 

クロロゲン酸

コーヒーに含まれる数あるポリフェノールの中でも、特に注目されているのがこのクロロゲン酸です。

クロロゲン酸は、コーヒーの香りや苦味、褐色を作り出すもととなっています。

注目されているクロロゲン酸の効果・効能には以下のようなものがあります。
抗酸化作用
抗菌性、抗ウイルス活性
ダイエット効果
美容効果
糖尿病リスクの減少
認知症の予防
動脈硬化リスクの減少
脂肪代謝調節作用
抗疲労作用
今日さまざまな研究が進められており、コーヒーと美容・健康の関係が次々と明らかになってきました。

個々の成分だけならば、それらの成分を含む食品はたくさんありますが、コーヒーはそれらを複数含む食品で、それらの相乗効果でより健康効果が期待出来ます。

 

みなさん花粉症の季節ですが大丈夫ですか?

今年はヒノキの花粉の飛散量が飛び抜けて多く、東京では昨年の450倍の飛散量だそうです。

そんな花粉症にコーヒーに含まれるポリフェノールに抑制効果があるそうです。

コーヒーというとカフェインが一番多く含まれていると思われていますが、

実は、カフェインよりポリフェノールの方が多く含まれています。

コーヒー1杯(140cc)あたり300mg以上含まれており、この数値は、赤ワイン(100ml)あたり290mlと同等以上で、お茶(100ml)あたり123mlの2倍以上の含有量です。

様々な研究がされていますが、ポリフェノールの強力な抗酸化作用で、体の酸化を防ぎストレスや食生活で落ちてきている体の抵抗力の回復に期待が出来ます。

他にも、コーヒーにはまだ沢山の物質が含まれており、それらの効果もあるらしいです。

花粉症には、乳酸菌がクローズアップされていますので、朝食にヨーグルト、食後にコーヒーで花粉症対策どうでしょうか?

米カリフォルニア州上位裁判所の判事は、州内で販売されるコーヒー商品に発がんリスクを警告するラベルを貼るべきとする判断を下しました。

これは、コーヒーを焙煎する時に、アミノ酸の一種であるブドウ糖とアスパラギンが高温で反応(焙煎時など)することで、発がん物質の『アクリルアミド』が生成されるので、発がん性があるとラベルに表示する必要があるとの判断のようです。

そのニュースに対応して、全日本コーヒー協会が、レギューラーコーヒー、インスタントコーヒーを複数調査しています。

詳しくは、全日本コーヒー協会の記事(http://coffee.ajca.or.jp/news/acrylamide)をご覧ください。

要約すると、コーヒーは2016 年6月に国際がん研究機関(IARC)で、コーヒーは「ヒトに対する発がん性について分類できない」と発表するほ か、肝臓や子宮内膜のがんについて発がんリスクを低下させるとしています。
アクリルアミドは、家庭内調理においても生ずる もので、焼く、煎る、揚げるなどの加熱調理・加工するものには避けられないものであり、野菜炒めやフライドポテト、ほうじ茶葉や麦茶などからも検出されます。

国際がん研究機関(IARC)は、動物実験の結果から、アクリルアミドを「ヒトにおそらく発がん性がある物質」と分類していますが、ヒトにおける発がん については、現時点では確認されていません。
複数のレギュラーコーヒーやインスタントコーヒーのアクリルアミドを測定した結果、浅煎りのコーヒーの方がアクリルアミドが多かったが、、バランスの良い食生活を心 がければアクリルアミドを過度に恐れることはありません。

国立がん研は、2015 年 5 月に疫学研究の成果報告として「コーヒーを1日 3~4杯飲む人の死亡リスクは、全く飲まない人に比べ24%低いことがわ かりました。」と報告しています。

 

発がん物質が少し含まれているが、がんを抑えるポリフェノール等の抗酸化物質が多く、がんの抑制効果が認められるコーヒーですが、カリフォルニア州上位裁判所の判事は、『アクリルアミド』のみを見て発がん表示を言い渡してますが、一歩引いてコーヒー全体の効果を見れは、良い効果が大きいと思うのですが、皆さんはどう思いますか?

2017年11月、英サウサンプトン大学のロビン・プール氏は、医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」にて「コーヒーの摂取は通常の消費傾向の範囲内なら安全とみられる」との見解を発表しました。

この研究では、コーヒーを1日3杯飲む人を全く飲まない人と比較した場合、「早死」についてもっとも顕著なリスク低下が見られました。さらに、糖尿病や肝疾患、認知症や一部がんのリスクが低減する可能性があるとも述べられています。

その一方で、コーヒーに含まれるカフェイン中毒や、眠れなくなる等、体質や飲み過ぎでマイナスの影響も考えられます。

お酒でも言えますが、体質によりお酒に強い人、弱い人がいるように、カフェインにも少量で眠れないとかドキドキする人もいれば、10杯以上のコーヒーを飲んでも平気な人もいます。

ご自分の体調を考え、適量を飲みましょう!

前回の「コーヒーにはマリファナと真逆の効果があった!? 」で、コーヒーはエンドカンナビノイドシステムを弱めるが、それを戻そうとする体の生体反応でストレスに強くなるとお伝えしました。

では、そのエンドカンナビノイドシステムとはなんなの?と思ったので、調べました。

エンド・カンナビノイド・システム(ECS)

体内には、地球上で生きていくために本来備わっている身体調節機能=ECS(エンド・カンナビノイド・システム)があります。ECSは、食欲、痛み、免疫調整、感情制御、運動機能、発達と老化、神経保護、認知と記憶などの機能をもち、細胞同士のコミュニケーション活動を支えています。

最近の研究では、ECSは、外部からの強いストレスを受けたり、加齢に伴う老化によって、ECSの働きが弱り、いわゆる「カンナビノイド欠乏症」になると、様々疾患になることが判ってきています。

これらの作用を利用したカンナビノイド医薬品(イギリスGW製薬のサティベックス)が2005年にカナダで多発性硬化症の痛み改善薬として承認され、てんかん、ガン疼痛、神経膠腫、2型糖尿病、潰瘍性大腸炎、統合失調症などの疾患の臨床試験が進んでいます。

 

記事参考:日本臨床カンナビノイド学会

http://cannabis.kenkyuukai.jp/special/index.asp?id=19132

 

上記の通り、極度のストレス等でECSが極度に弱る状態になると諸々の病気が発祥することがあるそうですが、コーヒーで少し弱め体の回復作用を呼び起こすのは大変面白い効果だと思います。

コーヒーでストレス耐性騰がったかも!!

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