マロンズコーヒーブログ

米カリフォルニア州上位裁判所が、スターバックスなどコーヒーを提供する企業にコーヒー豆の焙煎時に生じる化合物(アクリルアミド)による健康リスクがあることの表示を義務付けたのですが、全日本コーヒー協会は独自に、レギュラーコーヒー、インスタントコーヒーのアクリルアミドの含有量の調査を行い結果を発表しました。
詳細は、こちら全日本コーヒー協会をご覧ください。
国立がん研究センターも2015年の報告で、コーヒーは全く飲まない人に比べて24%死亡リスクが低くなると発表しております。
国際がん研究機関(IARC)も、アクリルアミドは「人に対して発がん性を示す可能性がある」と言っていますが、コーヒーについては、「人に対する発がん性について、分類できない」と言っています。
あくまで、アメリカの1州の実の判断で、1つの発がん物質に過剰に反応しているだけで、通常のバランスの良い食生活をしていれば問題は無さそうです。
ちなみに、アクリルアミドは浅煎りの豆の方が含有量は多いようです。

参考:全日本コーヒー協会

今日は、面白いコーヒーを見つけたので紹介します。

クラウドファンディングサイトのMakuakeでラトビアで販売されている

食べるコーヒー『ピクセル』の輸入プロジェクトの支援者を募集してます。

既に目標額は達成してますが、早くピクセルが欲しい人は参加すると良いですよ!

コーヒーピクセルは高品質コーヒーを使用した、コーヒーそのものを「食べる」ことができる、他には2つとない商品です。
コーヒーピクセルは、数種類のコーヒー豆を混ぜ合わせ、そこにココアバターなどの材料を合わせて小さいバーの形にしたもので、強めのコーヒーの味がします。また、1杯のエスプレッソコーヒーと同量のカフェインが含まれているので、まさにコーヒーを1杯飲んだ後のスッキリ感が得られます。

 

■コーヒーピクセル(cascara)
高品質なコーヒーとカスカラ(コーヒーチェリーの果皮部分)をミックスした苦くなく、チェリーの甘さと酸味が加わった味わいです。コーヒー豆はエチオピア産を使用しています。

 

 

他にもう一種類、ミルク味もあります。

 

参考サイト:Makuake https://www.makuake.com/

コーヒーピクセル:https://www.makuake.com/project/seedvillage/

 

 

動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病は、体内で起こる「炎症」が引き金となりますが、その炎症をコーヒーに抑制する効果があるそうです。

東京農工大学大学院 農学研究院 食品化学研究室の好田正准教授の研究で、こうした生活習慣病の発症を抑える、あるいは発症時期を遅らせる可能性があるという研究が発表されました。

放っておけない、体内の「慢性炎症」。

炎症は免疫系が働いている証拠で、人間にとって大事な現象なのですが、人間にとって問題なのが「慢性炎症」だそうです。

『弱い炎症だったら放っておけばいい』と思うかもしれませんが、ここ10~20年ほどの間に『放っておいてはいけない』ことがわかってきました。

弱い炎症がずっと続くことで、周辺の細胞や組織が徐々にダメージを受け、その結果として糖尿病や動脈硬化といった生活習慣病が将来起きてしまう危険が高まるそうです。

それを予防してくれるのが、『Treg細胞』です。

Treg細胞は免疫系の過剰な反応を抑えたり、免疫系のバランスを整えて恒常性を保つために重要な役割を担う細胞で、乳酸菌がこの細胞を増やす効果があり、最近良くアレルギーや花粉症に効くと聞くことが多くなりました。

で、コーヒーですが、研究の結果、コーヒーにもTreg細胞を増やす効果が確認されました。

しかも、ヨーグルト等の乳酸菌と一緒に取ると、さらに相乗効果があることも確認されました。

ちなみに、コーヒーの豆の種類でも効果に違いがあるようで、「コロンビア」が一番良かったそうです。

ただし、薬ではないので、毎日の食生活にコーヒーやヨーグルトを取り入れ継続する事が大切です。

 

コーヒー用品などを扱うメリタジャパンは、ひき立てのコーヒーの香りが脳の前頭葉の血液量を高め、集中力や記憶力、企画力などを向上させることが明らかになったと発表しました。

20代〜40代の男女9人に「グラインダーで豆をひいた直後に発生する香り」や「コーヒーにお湯を注ぐ時に発生する香り」をかいでもらい、脳の血流増加量を計測しました。

2つの香りをかぎながら数字の計算を行う検証では「コーヒーにお湯を注ぐ時に発生する香り」よりも「グラインダーで豆をひいた直後に発生する香り」をかいた時の方が血流量が大きく増加することが分かりました。
さらに、同じ計算課題を行う場合には、「ひいてから一週間が経過したコーヒーの香り」よりも「その場でひいた新鮮なコーヒーの香り」をかぎながら行う方が血流量が大幅に増加するという結果になりました。

集中したいときやアイデアを生みたいときは、コーヒーをひき、お湯を注ぐ前に新鮮な香りを十分に楽しんでから頂くことがおすすめです。

 

記事参考:メリタジャパン株式会社

PR TIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000005775.html

 

コーヒーの発がん性が問題となる理由は、世界保健機関(WHO)の外郭団体「国際がん研究機関(IARC)」がそのアクリルアミドを“ヒトに対しておそらく発がん性がある物質(グループ2A)”と分類していたことに対し、米カリフォルニア州上級裁判所の判事が3月28日に、有名カフェチェーン、コンビニエンスストア、飲食チェーンレストランや小売店で販売されるコーヒー商品について、「発がんのリスクがある」という警告の文言を添えるようにと命じました。

発がん性について、警告文が商品上に実際に示されるか否かについての最終的な決定は数週間後になりますが、仮にGoサインが出たのに表示を怠った場合、事業主は非常に厳しい状況に追い込まれると考えられるので、国際コーヒー機関も猛反発してます。

ちなみにカリフォルニア州には、人々の健康を害する物質についての情報があればそれを明らかにし、注意喚起を怠ってはならないと定められた「プロポジション65」なる州法があり、これを守らないまま健康被害が出て訴訟が起きた場合、高額な損害賠償を求められても文句を言えないようになっているのです。

 

ただ豆の焙煎時に発がんリスクが懸念される“アクリルアミド”と呼ばれる化合物ですが、コーヒーだけではなく、ポテトチップスや焼き魚等、120度以上の高温で加熱調理された食品はメイラード反応によりアクリルアミドが生じてしまいます。

なぜ、コーヒーのみがなのか、ちょっと不思議ですね?

 

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