マロンズコーヒーブログ

コーヒー豆をひいて粉状にし、お湯をかけて成分を抽出して初めて、私たちが普段飲んでいる液体のコーヒーが完成します。

コーヒーをひいて粉状にする「ミル」という器具や、粉状のコーヒーにお湯をかけて成分を抽出する「ドリップ」という作業など、聞いたことがありますよね。

 

コーヒーの苦味の正体は?

 

「苦味」というのは焙煎の過程でコーヒー豆を焦がすことで生まれます。

豆にあった適切な焙煎度を見極めるのがロースターの仕事です。

 

ただし苦みにも色々あり、品質の悪い豆だと雑味の多いただ苦いコーヒーに・・・

ここ数年、品質を重視して作られるコーヒーが認められるようになってきました。

完熟したコーヒーの実だけを手摘みで丁寧に収穫し、欠点豆(過熟、未熟、虫食いなどの欠点があるコーヒーチェリーのことです)が入らないよう徹底的に品質管理された『スペシャルティーコーヒー』と呼ばれ、丁寧に焙煎することで果実由来の風味を豊かに感じることができます。

もちろん、MarronsCoffeeはスペシャルティーコーヒーの専門店です。

 

 

コーヒーは“フルーツ”なんです。

コーヒー豆の正体は「フルーツの種」!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

焙煎されたコーヒーの苦味からは想像するのが難しいかもしれませんが、コーヒーはもともと果実なんです。

さくらんぼに似ていることから「コーヒーチェリー」と呼ばれています。

このチェリーの中には種が2つ入っているのですが、この種を焙煎すると、よく見慣れているコーヒー豆になります。

豆

 

 

コーヒーに含まれるカフェインは一度に大量に摂取すると、神経過敏や顔面紅潮などの中毒症状(通常は、何もしなくてもその日の内に回復し、後遺症もありません。

ただし、コーヒーからの摂取ではありえないですが、極めて大量(カフェインでの人の致死量は5~10g コーヒーに換算すると一度に50杯~100杯の量)に摂取したことで

死亡例や重度の肝障害の事例があります。

最近では、エナジードリンクとカフェイン錠剤を常用していた方が死亡したニュースが昨年ありました。

ただ、これも人によりカフェインに耐性がある人ない人により個人差が大きいです。

(研究で遺伝子レベルで分解酵素が多い人少ない人が居る事が判ってます。)

では適量ですが、全日本コーヒー協会のアンケートで週平均約10杯だそうです。

個人差がありますが、3~5杯であれば適量です。

店長は1日7~8杯なのでカフェイン中毒ですね!

 

 

日本で高級なコーヒーと言えばおそらく多くの人が「ブルーマウンテン」と答えるでしょう。

ジャマイカのブルーマウンテン山脈の標高の高い特定のエリアのものだけで、

日本には1936年に英国王室御用達の触れ込みで輸入され、値段も一級品で、

飲めば贅沢で特別な気分が味わえます。

ジャマイカの高地産のコーヒーは、古くから海外でも高評価の名品でした。

その中でも日本は、ブランド化に成功して、異常ともいえる高値で取引されたため、

一時は生産量の95%が日本に輸出されるほど大人気でした。

ところが人気による品薄で低産地の豆を混ぜて売るような業者が出て来て、

本当に値段に見合う品質なのか疑問視するようになり、取扱量も減ってきました。

同業のコーヒー豆販売業者も、近年品質が保てないので販売を取りやめているお店も

多かったです。

ちなみに、「英国王室御用達」という触れ込みですが、実は当時の輸入業者が勝手に付けた宣伝文句だったそうで、ジャマイカがイギリスの植民地だったので、王室にも謙譲されているだろう!とか英国王室より文句が来ないので大丈夫と使ったそうです。

今ならSNS等で大変な事になっているかも・・・

日本のコーヒー本では、ドリップ式を最初の章で解説することが多いです。

「最初に少量のお湯で蒸らす」とか「のの字を描くように注ぐ」など、

まるで茶道の作法のように、言われています。

ただこうしたこだわりは日本特有で、欧米では割と無頓着でお湯を一度に注ぐことも

少なくないです。

ちなみに、コーヒーのドリッパーで有名な「メリタ式ドリッパー」は蒸らした後は、

一気に抽出量のお湯を注ぐのが基本です。

コーヒーの味は、この抽出方法次第で同じ豆でも大きく味が変わります。

日本では、1970年ごろに「深煎りネルドリップ」が流行り、深煎りのコーヒーが流行した。深煎りの豆を抽出する場合、少しずつコーヒーの粉の間を通すとコーヒーの成分引き出された美味しいコーヒーになります。

それに対応するため、3つ穴の「カリタ式ドリッパー」が作られました。

一方、アメリカはアメリカンに代表されるように、浅煎りのコーヒーが主流で熱いお湯に浸けて成分を出すイメージなので、1つ穴のメリタ式ドリッパーに一気にお湯を入れ抽出でした。

これは、その国の文化や嗜好の違いで抽出方法の違いが出たのですが、近年は

サードウェーブと言ってアメリカでも深煎りの豆をペーパードリップでゆっくり抽出が注目されています。

 

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