マロンズコーヒーブログ

コーヒーを毎日数杯ずつ飲むことで心拍数が下がり、死亡リスクも抑制する可能性があることが判りました。

今回久留米大学医学部足達寿教授が「コーヒーを毎日数杯ずつ飲むことで心拍数が下がり、死亡リスクも抑制する効果がある」という発表を行いました。

心拍数と死亡率には、明らかに関係がある。

コーヒーをよく飲んでいる人ほどメタボリック症候群になりにくい事が解り、さらに解析を行っていくキーポイントとして『心拍数』に着目しました。

心拍数が高いのはなぜ悪いのか。
「メタボリック症候群の源流には『インスリン抵抗性』があります。これが高くなると交感神経の緊張を惹起し、血圧を上げたり、心拍数が高くなるのです」

「動物学の見地からは『心拍数が多い動物ほど短命である』という定説があります。ゾウは1分間の心拍数が30くらいで長寿ですが、300以上あるマウスは非常に短命ですね」

調査の結果、「もっとも長生きするのは心拍数60~69の人たちでした。60未満でも死亡率は少し高いですね。そして70以上になると心拍数の多い人ほど死亡率が高いことがわかりました。

今回の研究でコーヒーの摂取量が多いほど安静時の心拍数が低下し、かつ将来の総死亡に好ましい影響を与える可能性が示唆された。

足立教授曰く、皆さんにおすすめのコーヒーの飲み方として「できれば砂糖やクリームなどを入れずブラックで飲むことをお勧めします。多く飲めば効果はあるとお話ししましたが、なにごとにも適量がありますからね。2~3杯以上飲めばよいと思います」との事です。

ただし、コーヒーは薬ではありませんので、運動やバランスの良い食事等と併せて継続していくことで効果が期待できますので、美味しく続けましょう!

 

コーヒーに含まれるポリフェノールの一種「クロロゲン酸」には、心筋梗塞や心筋炎を抑える機能があるようだ。心臓の炎症性疾患に対する機能とは?

 コーヒーを飲むことが体内に起きる炎症を抑えたり、ストレスによる酸化を抑える作用があることは知られている。これはコーヒーに含まれるポリフェノールの一つ、クロロゲン酸の働きによるもの。クロロゲン酸は循環器疾患にも機能があるとされている。

循環器疾患とは、血液を全身に循環させる心臓や血管などが正常に働かなくなる疾患のこと。急性心筋梗塞や心不全などの「心疾患」と、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの「脳血管疾患」などがある。

心疾患は日本人の死因の第2位で、脳血管疾患は第4位だ。合計すると循環器疾患は死因の23.9%を占め、悪性新生物(がん)にも匹敵する高い割合だ。

コーヒーを飲む人は、炎症が広がりにくい。

血管内部の炎症から生まれた血の塊が、心筋梗塞や脳梗塞、脳出血を引き起こす。そして心筋炎は心臓の筋肉組織が炎症を起こす。

東京大学大学院医学系研究科 先端臨床医学開発講座 鈴木淳一特任准教授の研究で

この二つの炎症とコーヒーの関係について、マウスを用いた実験で調べた。

結果は、クロロゲン酸を投与したマウスは心臓の炎症や心臓の血管のつまりによる

機能低下が起きた時の修復機能の向上が確認出来たそうです。

鈴木淳一特任准教授曰く、「クロロゲン酸は、心臓病の予防または治療に有用である可能性がある」という結果を得た今回の研究だが、鈴木さんは「予想通りでした」と語る。
「クロロゲン酸の抗炎症効果を考えれば、ある程度予測された結果でした。クロロゲン酸は心臓で起こるトラブル全体に効くと考えてよいでしょう」

コーヒーを眠気覚ましなどではなく、リラックスするために飲むことを勧める。心臓は、とにかくゆっくり動かすことが長生きにつながるのだそう。とすれば、コーヒーをゆったりとした心もちで飲むことが何よりも大切なのかもしれない。

 

(参考:全日本コーヒー協会)

人工透析が必要になったり、失明などの合併症が恐ろしい糖尿病。

しかし、コーヒーを飲むことで膵臓の細胞の働きを高め、予防できる可能性があるそうです。

現代病の一つとして恐れられている糖尿病。いくつかのタイプに分かれるが、約90%を占めるのが「2型糖尿病」、これは食生活や運動不足、ストレス、加齢などから引き起こされます。
ところが、コーヒーを毎日飲むことで、コーヒーに多く含まれるクロロゲン酸が膵臓の細胞の働きを高め、糖尿病を予防する可能性があるという研究が神戸大学大学院保健学研究科木戸良明教授より発表されました。

人間ドックや健康診断で血糖値が高いとされても、痛みなどの自覚症状がないため放っておく人も多いが、糖尿病は合併症が問題なのだと木戸さんは言う。

「糖尿病の三大合併症は高血糖による『細小血管症』です。細小血管症には目の網膜症と腎臓の腎症と神経の神経障害の三つがありますが、成人の失明原因の第1位は目に起きる網膜症です。細小血管症が腎臓に起きると人工透析が必要になり、手足に起これば手足のしびれや筋肉の萎縮、最終的には手足の切断に至ることもあります。さらに怖いのは『大血管症』です。動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすのです」
糖尿病は、視力を失うなどのQOLの低下を引き起こすだけでなく、生死にかかわる病でもあることを肝に銘じたい。

膵β細胞の維持に、クロロゲン酸が効く

クロロゲン酸は膵β細胞におけるインスリンシグナルに影響を及ぼすのではないかと考えました。というのも、以前からコーヒーは糖尿病に効くという論文をたびたび目にしたからです。なかでもクロロゲン酸は、肝臓や筋肉、脂肪へのよい働きかけがありますし、インスリン分泌を亢進するという報告もあるからです」
まず、木戸さんは膵β細胞の細胞株*にクロロゲン酸を投与する実験を行なった。すると、明らかにインスリンシグナルを活性化していることを示す結果が出た。

今の主流薬と似ている、クロロゲン酸の作用

「小胞体ストレス」とクロロゲン酸との関係を見る実験を行いました。

ここで木戸さんは、糖尿病の治療薬として今の主流である「インクレチン」という膵β細胞を保護する薬と、今回の実験で確認したクロロゲン酸の働きと共通する部分が多いと話す。

クロロゲン酸にはインクレチンのような効果がある可能性があるうえ、クロロゲン酸がインクレチンそのものを促進することを示唆する論文も二つ発表されているそうです。

今回の研究結果について、木戸教授は日本人に多い2型糖尿病の予防にコーヒーは有益である可能性があるということです」といわれました。

今までの治療の補強として、そして近い将来新しい薬も期待出来るかもしれませんね。

いつまでも健康で元気に若々しくいたい。誰しもがそう望むことでしょう。コーヒーを飲むことでアンチエイジング、つまり老化するスピードを遅らせることができるという嬉しい研究が発表されています。

東京都健康長寿医療センター研究所の研究部長、石神昭人先生の研究をご紹介します。人の老化に影響を及ぼすと考えられている細胞内物質「mTOR(エムトール)」。このmTORのたんぱく質が増えたり、活性化したりすることで老化が進むとされています。石神先生はこの「mTOR」に注目し、マウスを用いてコーヒーによるmTORへの影響を検証されました。

17週間マウスをレギュラーコーヒー、カフェインレスコーヒー、水を与える3グループに分けて飼育した結果、レギュラーコーヒーとカフェインレスコーヒーともにmTORの活性化が抑えられ、その量の減少が認められました。レギュラーコーヒーとカフェインレスコーヒーともに効果が見られたため、コーヒーに含まれるカフェイン以外の成分が良い影響をもたらしたのではないかと考察されています。

さらに同研究では、レギュラーコーヒー、カフェインレスコーヒーともに「血液中の脂肪酸が減って肝臓のATPが増えた」という結果も出たそうです。ATPとは細胞のエネルギー通貨ともいわれ、細胞中のミトコンドリアが生み出すエネルギー源のことです。ATPが減少すると細胞の機能が低下し、細胞の再生力・修復力が低下してしまいます。コーヒー摂取によりミトコンドリアが生み出すエネルギー源が増えたことは、アンチエイジング効果を示す可能性が示唆されるとしています。

石神先生によると、人は20~30歳から老化が始まるそうです。老化は個人差が大きいが、遺伝的な要因が25~30%で、残りの70~75%は食生活や運動習慣などの生活・環境要因が影響しているそうです。日々の食や生活習慣から見直していきたいですね。コーヒーは、美肌効果やシミの生成を抑える効果、死亡リスクの低減やがん、脳卒中、糖尿病などにも効果が期待できる研究が次々と発表されています。美容と健康のためにも積極的にコーヒーをいただきたいですね。今後のさらなる研究に期待しましょう。

東京慈恵会医科大学の鈴木政登教授がコーヒーに含まれるカフェインに注目し、コーヒーと運動の研究において以下のような実験を行いました。

被験者を白湯とコーヒーの2つのグループに分け、白湯又はコーヒーを1人250ml飲用し、60分間安静にした後、30分間「トレッドミル」というランニングマシンで有酸素運動を行い、エネルギー消費量、血液中の遊離脂肪酸濃度、などを測定するという内容です。

(※コーヒーを飲用したグループは、インスタントコーヒーを使って体重1kgあたり4mgのカフェインが含まれるように、被験者ごとに量を調整して実験を行いました。)

その結果、コーヒーを飲んだグループは、白湯を飲んだグループに比べてエネルギー消費量が多くなることが分かりました。更に、コーヒーを飲んだグループは、運動の30分後、60分後、90分後もエネルギー消費量が高いまま維持されることが分かりました。

カフェインが中性脂肪の分解を促進
食後に運動を行った場合、エネルギー源として血糖(糖質)が使われます。コーヒーを飲んで60分経つとカフェインの効果により、血液中の遊離脂肪酸が増えます。そのタイミングで運動をすると、エネルギー源として血糖ではなく遊離脂肪酸が使われることになり、中性脂肪の分解が促進されます。
そのため、運動の60分前にコーヒー(カフェイン)を飲むと効果的です。

 

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