コーヒーにはカフェインが含まれているため、この作用によってトイレが近くなる現象、つまり「利尿作用」が発生します。
これによって飲んだ量よりも多くの尿が体から出されてしまい、栄養素も溶けて流れていき、しかも脱水症状に陥ってしまうので、コーヒーは飲めば飲むほど余計に喉が渇く。
だからコーヒーを飲むのは良くないし、コーヒーはいくら飲んでも喉の渇きを止めることはできない・・・というような話がありますが、本当なのでしょうか?
コネティカット大学の運動生理学のローレンスE.アームストロング教授が調査したところによると、カフェイン入りの飲料が人間の肉体から体液を奪い取るという概念に対して科学的調査を行うことによって、 カフェインは水のように穏やかな利尿作用があるが、適度なカフェイン消費が健康に影響を与えるほどの「流動性の電解質平衝異常」を生むことはないと結論を下しています。
また、カフェイン入りの飲料を飲んだ後でも体内にある水分量は一定だそうです。つまり、コーヒーを飲んでも体内の水分量が減ったりはしないということです。
それどころか、カフェイン入りの飲料を習慣的に飲むことによって「流動性の電解質平衝異常」を縮小する働きがあることがわかったとのこと。 つまり、カフェインを接種する習慣が規則的であればあるほど、人間の体は流動性を保持するように条件付けられていくらしい。 つまり、適度なカフェインの消費は体を脱水症状に陥らせることはなく、毎日必要な水分摂取量に達することを実際に助けているそうです。
簡単に言うと、コーヒーの利尿作用で脱水症状を起こす事は無いし、逆に電解質のバランス異常の防止にも役立つみたいです。