今朝も朝のワイドショーでカフェイン中毒が取り上げられていました。
やはりカフェイン=コーヒーのイメージが強く、コーヒーの飲みすぎで中毒になると
誤解されるかもと、ちょっと思ったので、もう少しカフェイン中毒についてお話します。
まず、急性のカフェイン中毒になり救急車で搬送された人は、中毒学会の調査でも
1g以上短時間でカフェインを摂取してます。
では、コーヒーに換算するとコーヒーに含まれる1杯当たりのカフェイン含有量は
0.12gなので、短時間(1~2時間)に8杯以上飲まないと基本大丈夫です。
ただし、昨日も書いた通り、ここにカフェインの入った薬やタブレットを併用し
て複数錠服用すると1gをオーバーすることもあり、危険なことになります。
あと、カフェインに強い人、弱い人が居るのですが、これは、遺伝子レベルで
CYP1A2やAHRと呼ばれるカフェインの分解に関係する遺伝子がタイプにより多い人
少ない人がいるので、夕方コーヒーを飲んだだけで眠れない人は弱い人、寝る前にコーヒーを飲んでも寝れる人は強い人になります。
健康に良いから沢山摂った方がと、程度を超えて摂ると健康に良いものも毒になる。
例えば、水でも大量に一気飲みすると中毒になります。
皆さんほどほどに、楽しみましょうね!