コーヒーがヨーロッパの舞台に登場した17世紀の幕開け、当時のヨーロッパにはまだ磁器を焼く技術がなく、日本の伊万里焼をはじめ東洋の磁器は「白い黄金」と呼ばれ珍重されました。
そんな時代、ヨーロッパの王侯貴族は、海を越えて運ばれた日本の湯飲みでコーヒーを飲んでいたと言います。
その証拠に、のちにヨーロッパでも磁器づくりが行われるようになった初期の頃には、湯飲みをマネしたような取っ手のついていないカップが作られていました。
コーヒーを湯飲みに注いで味わえば、当時のヨーロッパ貴族の気分が味わえるかも!?
女性にとって、夏の紫外線はお肌の天敵。
実はコーヒーの木も、熱帯作物とはいえ意外にも直射日光に弱いんです。そこで農園によっては背の高い「シェードツリー(日陰樹)」を一緒に植えて、コーヒーの木を守ります。
「シェードツリー」としては、バナナやマンゴーなどが植えられているところもあり、それらの作物で農園の食卓はにぎわいます。おいしいコーヒーだけでなく、おいしい果物も楽しめちゃう農園ライフ。想像するだけでうらやまし~い!
コーヒーは赤道を挟んで南緯25度から北緯25度の地域で栽培され、この帯状の地帯を「コーヒーベルト」と呼びます。
コーヒーの木は熱帯性の植物で、この「コーヒーベルト」にある地域は、年間平均気温が20℃前後。
実は日本の沖縄諸島も「コーヒーベルト」の中に入っていて、小規模ですがコーヒー栽培が行われている地域もあるそうです。
日本でコーヒーが育つなんて、驚きですよね!
私たちにとって身近な存在である缶コーヒー。
そんな缶コーヒー誕生のきっかけは、UCCの創業者・故上島忠雄が、駅の売店で瓶入りコーヒー牛乳を飲んでいたときのこと。
列車のベルが鳴り、飲み残しの瓶を店に返さなければなりませんでした。
いつでもどこでも手軽に飲めるコーヒーは作れないだろうか…そこでひらめいたのが、「瓶を缶にすればいいんだ!」という発想だったのです。
こうして1969年に世界初の缶コーヒーが誕生しました。
補足、企業が販売したのはUCCが初ですが、初の缶コーヒーは・・・
1960年に「ヨシタケコーヒー」の店主の三浦さんがミラコーヒーという商品名で関西中心に発売されていました。そしてこのミラコーヒーが世界初の缶コーヒーと言われています。
この時代の缶コーヒーで半年後に開封しても普通に飲めたとのことです。さすが日本の技術力が輝いています。
コーヒーの原産国エチオピアではコーヒーに砂糖ではなく塩を入れて飲むのだそうです。
エチオピアを訪ねた人の話によると、彼らに砂糖入りのコーヒーを勧めてみても「小さい頃から飲みなれている塩の方がいい」という返事が返ってきたと言います。
ところ変われば飲み方いろいろ。
あなたも塩入りコーヒーを是非一度お試しあれ。