コーヒー豆は多孔質構造
焙煎したコーヒー豆は小さな穴がたくさんあいた多孔質構造になっています。この小さな穴には焙煎により発生する炭酸ガスがたまっています。美味しいコーヒーをいれるときに必要な“蒸らし”は、豆の穴にたまった炭酸ガスや空気を除くために行います。蒸らすことで、多孔質になったコーヒー豆の間をお湯が通りやすくなり、よりうまみを引き出すことができます。
<焙煎豆の断面写真>
写真提供:味の素ゼネラルフーヅ株式会社
コーヒー豆の多孔質構造を脱臭に利用
匂いや湿気を吸着するコーヒー豆は、脱臭剤代わりとして利用することができます。
美味しいコーヒーを入れた後のコーヒーかすでも十分に効果が期待できます。脱臭効果は水分を含んだ状態の方が大きいといわれているので、コーヒーかすの水気を軽く切ってから平らな小皿などに広げ、キッチンや冷蔵庫の中、トイレなど匂いが気になる場所に置きます。
ただし、カビが生えることがあるので、こまめに取り替えましょう。