マロンズコーヒーブログ

韓国の中央日報によると、早ければ来年から韓国全土の小中高の構内でコーヒーの販売を禁止する法案を審議しています。

韓国の食品医薬品安全処は、子供と青少年のカフェイン露出度を減らすため、韓国が

指定する「高カフェイン」飲料すべてを小中高で販売禁止にするそうです。

ただ、中央日報の記事のみしか見ていないのですが、記事には、

韓国の食品医薬品安全処は、2015年に韓国で流通している食品のカフェイン含有量、コーヒー類が1キログラム当たり449.1ミリグラムで最も高く、コーヒー牛乳やチョコレート牛乳等の乳加工品類が277.5ミリグラムで、1日の摂取量が成人で400ミリグラム、妊婦300ミリグラム、子供、青少年は体重1キロ当たり2.5ミリグラムだそうです。

ここで、ちょっと疑問が、食品医薬品安全処は、「高カフェイン」飲料の規定するのにその食品1キログラムの含有量で物凄くカフェインが多いように見せてますが、

通常コーヒー1杯に使うコーヒーは7~12グラム、上記基準の0.7%~1.2%です。

ちなみに7ミリグラムでカフェイン含有量3.14ミリグラムとごく少量です。

成人の摂取量をコーヒーで採るには100杯以上、体重30キロの子供でも23杯以上と

あり得ない量を飲まないと・・・

最近問題のカフェイン中毒で死亡例等の問題があったからであれば、規制はコーヒーではなく、エナジードリンクやカフェインタブレット錠の大量服用が問題です。

カフェインには、集中力や記憶力を高める効果もあるのに、残念ですね。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸類には、脂肪燃焼効果があることが、いくつもの研究で明らかになっているんです。

では、クロロゲン酸ってどんな成分?

アンチエイジング効果などで知られているポリフェノールは、ほとんどの食べ物や植物に含まれていて、植物自身が酸化から身を守るために働く成分です。

光合成によって植物の中で生産され、その植物の苦みや渋み、色素となる成分です。赤ワインやブルーベリーなどに多く含まれていることでも有名ですよね。

ポリフェノールには非常にたくさんの種類があり、緑茶に含まれるカテキン、大豆に含まれるイソフラボンもポリフェノールの一種なんですよ。

そして、今回の主役であるクロロゲン酸も、このポリフェノールの一種で、別名コーヒーポリフェノールとも呼ばれ、コーヒー豆に多く含まれる成分なんです。

 

なぜクロロゲン酸で脂肪が減るの?

気になるお腹周りの脂肪や体重まで減らしてくれるクロロゲン酸ですが、どんなメカニズムでダイエット効果が生まれているのでしょうか。

簡単にいうと、クロロゲン酸の働きにより、脂肪燃焼を邪魔する酵素の発現や働きが低下することや、その影響によって脂肪燃焼を進める酵素が活性化することなどによって、ダイエット効果が生まれるというわけです。

脂肪をエネルギーに代える働きを活発にしてくれるので、コーヒーによって痩せるだけではなく太りにくくもなるという、うれしいサイクルが作られるのですね。

 

世界で流行する糖尿病
2012年英国糖尿病学会によると、100万人=アメリカ国民の9.3%が糖尿病患者と診断されているそうです。
国民の約810万人は隠れ糖尿病。世界保健機関による報告では、2014年、全世界の糖尿病患者数は4千2200万人ということです。
糖尿病になると、体内の糖の働きに変化が起きます。
糖は細胞にエネルギーを送り、脳の主なエネルギー源となるため、体にとても重要な栄養素です。体内の糖はおもに、食べ物や飲み物から摂取されるとともに、肝臓内でも作られます。
また糖尿病に関連してよく聞く、インスリンは、体内で自然に分泌されるホルモンで、体が糖をエネルギーとして吸収することを助け、血糖値を下げる働きをします。
糖尿病は、膵臓がインスリンを全くもしくは、十分な量が分泌されない状態もしくは、体がインスリンに反応しない状態いずれかによって生じます。
2型糖尿病は一番多い糖尿病のタイプで、2型糖尿病の患者の場合、体内で十分なインスリンが分泌されない状態に加えて、体がインスリンにきちんと反応しないことにより発症します。

ハーバード・パブリックヘルス・スクールにて行われた研究で、糖尿病とコーヒーの関係について調べられました。
この研究の結果で、コーヒーの飲む量を毎日1杯以上増やし、4年以上飲み続けてた人は、コーヒーをいつもと同じ量を飲み続けた人に比べ、2型糖尿病になるリスクが11%も下がったそうです。
そして、毎日のコーヒーの量を1杯以下減らしている人は、2型糖尿病になる確率が17%上がったということです。
研究者のシルパ・ブパティロー氏によると:
この研究の結果は、コーヒーを多く摂取することによって、2型糖尿病へのリスクが低くなるとされていた過去の研究の証明にもなりました。注目していただきたいのは、短期間の間にコーヒーの摂取量に変化があると、2型糖尿病へのリスクにも変化が生まれることが新しく明らかになったことです。
結果的に、この研究によってコーヒーを飲むことで、糖尿病に対する健康効果が見られることがわかります。

 

コーヒーは高血圧や心臓病、潰瘍や糖尿病を発症する原因になるとされ、長年もの間コーヒーは健康に関する悪評が続いていました。

しかし多くの研究で証明された結果を考慮すると、このカフェインは体に悪い物質でしかないという考えが正しいのかどうか疑うべきかもしれません。

今回は過去の実験でコーヒーと自殺率の低下の関係について調査された結果を参考に、カフェインの効果についてご紹介します。

コーヒーは自殺を予防する?
ごく最近の、大きな3つのコーヒーの摂取に関する研究をメタアナリシスを通して分析したものが、World Journal of Biological Psychiatry紙でとりあげられました。

それによると、成人を対象に毎日2〜4杯のカフェインを含むコーヒーを飲むことにより、1杯以下のコーヒーもしくはディカフェ(カフェイン抜きコーヒー)を飲む場合と比べ、自殺率が約50%低下することが明らかになっています。

しかし、コーヒーを4杯以上飲んだとしても、自殺率がより低下しなかったそうです。
この研究では、208,000人以上のアメリカ人を対象に行なわれており、また71%のコーヒーを毎日摂取する人の他にも、お茶、炭酸飲料、そしてチョコレートなどその他のカフェインを含む飲料も対象に比較されました。

World Journal of Biological Psychiatry紙のライターはこう書いています。
この3つの大きな研究の結果によって、カフェインの摂取が自殺率と関係していることがわかります。

 

コーヒーが持つ健康効果を語る上で忘れてはいけないのが、深煎り浅煎りによって違いがあるという点です。

これは、コーヒーが含む抗酸化物質の量に変化を与えるだけでなく、毒性の強いアクリルアミドを含むか否かにも違いが生じます。

深煎りと浅煎りの、焙煎過程の違いによりコーヒー豆にどのような違いが生じるのか、どちらの方が健康のためにより効果的なのかに着目し見比べていきましょう。

豆コーヒーの浅煎りと深煎り、どちらが健康的?

焙煎コーヒーは若い(焙煎されていない)コーヒー豆と比べ、神経系保護の効果を高く有しています。
例えば、Molecular Nutrition & Food Researchでの研究では、深煎りされたコーヒーの方が浅煎りコーヒーよりも、抗酸化物質ビタミンEグルタチオンをより効果的に血中で作用させることが明らかになっています。
また、深煎りのコーヒーを用いて肥満気味の被験者に対し体の変化を調査したとこと、体重の大幅な減少が見られたそうです。
同じ実験で、浅煎りのコーヒーには同様の変化がありませんでした。
その他の実験でも、深煎りのコーヒーはNメチルピリジニウムと呼ばれる科学成分を多く生産することがわかっています。
このNメチルピリジニウムは、お腹の中で過剰に酸が生産されるのを防ぐため、深煎りコーヒーは浅煎りコーヒーと比べお腹に優しい効果が期待されています。

 

 

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